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第1話

好きな色
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2026/05/03 01:29 更新
───みんなは、好きな色ある?

自分はみんなに聞く
「あるよ!」

「僕青!!」
「俺緑だわ」
「私は白しか思い浮かばないなぁ」
「赤、かなぁ…?」

友達がそれぞれの好きな色を答える
みんなの色もいいなぁ、良いよねぇ
「ねね、君は?」
友達の内1人がそう聞く































『自分はピンク色が好きっ!!!』
 
そう言うと、周りの子達は驚いたように話していた口を止める
『え、…ど、どうしたの…?』

「うっわ笑ザ・女子じゃんw」
『え』
「子供っぽw」
「www」


なんで、そういうこと言うの…?
「正直あの子ぶりっ子だもんね…」
「まぁ、そう言う所あるもんね」
「気持ち悪……」
自分の周りから人が離れていく



















『なんで…』


好きな色がピンクで何か悪いの…?
「───ねね!これ買うとしたら何が欲しい?」

そう言って友達が言う
手のひらには 青 水 黄 赤 ___そして、ピンクの髪飾りが乗っていた 
「どれも可愛いよね〜」
『え…………』

本当に可愛い

だけど、……
『じゃあ、これにしようかな…』

自分が指をさした髪飾りは水色
「水色好きなの?」
『まぁ、好きと言われれば好きだね』
「好きな色とかないの?」
『ないよ』

本当は今でもピンクが大好き
「そっか、じゃあ他の子にも聞いてくる!!」
『ばいばい!』

さっきのピンクの髪飾り、可愛かったなぁ…
『…今日も嘘吐いちゃった…』
『まぁこんな自分だからな…』

自己嫌悪
自己卑下
マイナスな想いしか出てこない
『……あ』

ふと、意味もなく見ていたYouTubeのshortで気になる動画が目に留まる
可愛いイラストの動画だった
自分の“好き”を笑われた少女
いつしか自分の好きを隠してしまう
そんなお話
どうしても少女とを重ねてしまう













───ほらね 君も素敵な色を隠してた!

『っ!』

そのイラストが、その動画が、そのお話が



とてつもなく、私の中で輝いて見えた



学校帰り
昨日友達と話していたお店に入る
(昨日の髪飾り、昨日の髪飾り……)

見つけた!!
そこには、青色の紫陽花の髪飾り

水色のネモフィラの髪飾り

黄色の向日葵の髪飾り

赤色の薔薇の髪飾り
そして───






























───ピンク色の桜の髪飾り

『やっぱり可愛い…』

自分は桜の髪飾りを手に取る
どの髪飾りも可愛いけど、その中でもこの髪飾りが1番可愛いと思った

自分はそのまま髪飾りを会計に持っていく

『あ、あの!』
───『これ、ください!』

勇気を振り絞ってそう言う
「はい!」
「…ピンク、好きなんですか?」

店員さんは、昨日自分達の近くに居た店員さんだった
正直、言うのは怖い
大好きなことを否定されるのは、辛くて悲しいから

───でも!!!

『はい!ピンク大好きです!!』

自分を隠している方が、よっぽど辛い
「今の貴方、とても素敵ですよ」
「髪飾りもとってもお似合いです!」

そう言って笑いかけてくれる店員さん
心の奥がじんわりと暖かくなる
嗚呼、嬉しいなぁ…
『ありがとうございます!』





もう、私を隠すのを辞めよう
そう髪飾りを手に包みながら、そう誓った
さくら
さくら
ここまでご閲覧頂きありがとうございました!
さくら
さくら
今日、上に書いてあった様な動画のshortで似たようなものを見て、私の過去もどきを思いつきで書きました
さくら
さくら
私は今も昔もピンクが大好きです
さくら
さくら
多分もう、同じことを言われても笑顔で返せると自負出来るぐらいには大好きです!

さくら
さくら
“好き”があることは素敵なことです。でもそれを表に出すのって怖いですよね
さくら
さくら
もし否定されたら、もし嫌われたら、もし笑われたら
さくら
さくら
そんなもしもが怖いですよね

さくら
さくら
自分の“好き”は、とても大切なものなのでみなさんも蔑ろにしないで自分の好きを沢山愛でてあげてくださいね!

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