嘘までついてユラを連れ出すなんて情けない
俺と会うこともないと思っていたのか
上手く目を合わせてくれない
これは俺も同じだけど。
何が大丈夫なんだ、俺が全部悪いのに
俺はユラが出て行ってもここで暮らしていた
ユラの部屋は一歩も足を踏み入れていなくてそのままだ
床に散らかった衣服や、物、食べ物の袋
それらを跨いでゆっくり歩いていく。
ゴミ袋にゴミを詰めていく。
ユラがいなくなってから、部屋がゴミ屋敷のようで
こんなに散らかしてしまったのには気づかなかった。
俺のほうへ振り返ったユラの瞳は死んでいた
まだ俺は噓をつくのか ?














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。