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小説
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胡蝶”4姉妹”の次女は、桜柱。
3話 出会いと別れ
あの、ちょっとよろしいですか
あ？なんだてめぇ
私は、胡蝶あなたと申します。
私は、胡蝶カナエです
ほらしのぶも
私はいいの
その子は、どうして縛られているのでしょうか？
罪人かなにかなのですか？
見てわかるだろ、汚ぇんだよ
こんにちは
初めまして
私は、胡蝶あなたと言います
私は、胡蝶カナエと言います
あなたのお名前は？ﾆｺ
そいつに名前なんかねぇよ、親が付けてねぇんだ
分かったらとっと消えな←(あなたとカナエに触ろうとする)
ﾊﾟｼ
姉さん達に触らないでください
何なんだお前ら！！
そんなにそいつと喋りたいなら金を出しな！！！！
ザワザワ
……ﾁﾗｯ
……(大丈夫かなこの子)
……(心配だわ)
じゃあ買いますよ、この子
これで足ります？
ﾁｬﾗ
！？
タッタッタッいいのかしら〜
タッタッタッいいの！
タッタッタッごめんないさいね
……
〜蝶屋敷〜
ゴシゴシ
ｻﾞﾊﾟｧ
姉さん！姉さん！
この子全然ダメだわ！
言われなきゃ何も出来ないのよ！ご飯だってそう！食べなさいって言わなきゃ何も食べない、ずーっとお腹を鳴らして！
まぁまぁ、しのぶ落ち着いて
そうよ、姉さん達はしのぶ笑った顔が好きだなー
ｳｸﾞ💢
トコトコ
だって、自分の頭で考えて行動できないのはダメよ危ない！
じゃあ、一人の時はこの硬貨を投げて決めたらいいわよねーカナヲ
あ！それ前に私と作ったやつじゃないの
うん、そうだよ
硬貨で投げて決めるって言っても……
きっかけさえあれば、人の心は花開くから大丈夫。
いつか、好きな男の子が出来たらカナヲだって変わるわよ〜
姉さんっ！！
私は、幸せすぎていてこの時は忘れていた
幸せは、鬼がいる限りずっとは続かないことを
──────────
この日、私は任務がなかったので蝶屋敷でゆっくりしていた
〜夜〜
……(嫌な予感が)
どうした？
あ、なんでも……な…い
ダッ💨
あ、おい
私は、すごく嫌な予感がして思わずカナエ姉さんの任務の所までダッシュで行った
あなた姉さん！？
水柱様！？
ﾊｧﾊｧﾊｧ……(無事でいて……カナエ姉さん)
(あれは、カナエ姉さんの羽織！)
カナエ姉さん！
あれ〜まだ女の子がいたんだ〜
でも残念
朝が来ちゃうからバイバーイ
シュ
姉さん！！(泣)
ﾊｧﾊｧﾊｧ…もうどこに行くのあなた姉さ…ん……
カナエ姉さん！？
あなた……しのぶ……
鬼殺隊を辞めなさい
あなた達は、頑張っているけれど……本当に頑張っているけれど
多分、あなた達は……
普通の女の子の幸せを手に入れて欲しいの……
お婆さんになるまで、生き抜いて欲しいのよ
もう……充分だから……
嫌だ！！絶対に辞めない！！！
カナエ姉さんの仇は必ずとるっ！！！
言ってどんな鬼なのどいつにやられたの……!!
カナエ姉さん！！言ってよ！お願い！！！
こんなことされて私達、普通に生きてけないよ！！！
姉さん！
あなた、しのぶ……これだけは覚えといて━━━━━━━━━━━━━
そこだけは、聞き取れなかった
最後に……冨岡くん？
……なんだ
あなたを、お願いねﾆｺ
あぁ、分かったら……
姉さん！その鬼の特徴は！！
頭から……血を…被ったような鬼……よ
…………
姉さん！！
カナエ姉さん！！いやぁ(泣)
姉さん……(泣)
その日、カナエ姉さんが死んだ━━━━━━━━
その日、蝶屋敷の主人は私になった
あれから、しのぶは変わった。仕草、口調、口癖、全てをカナエ姉さんに似せるようになった
