第8話

Ch.6 異色メンツ
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2023/09/03 11:00 更新




狙撃手が放った銃弾は、『狂犬』の足元の石造りの地面を僅かに破壊した。概ね期待通りの方向へ進んでいる。
『さすが、狙撃手の名は伊達じゃないな…』
通信機越しにそう声が聞こえた。『暗』はナイフを銃弾のように扱う、『刹那』とは似ても似つかない特技を持っている。
 刹那
…私ができるのはここまでかなぁ
煉瓦造りの屋根の影に身を隠し、腰を下ろす。スナイパーライフルをリュックサックに入れて、一足先に休憩することにした。
 刹那
あえて当てないようにするのも…結構神経使うね……
それなりに疲労が溜まっていた。『刹那』自身、銃を扱うようになって、この危険な仕事に身を投じてから僅か4年程度しか経っていなかった。『嵐星』や『紬星』が先輩的立ち位置になるのはもちろん、『昴』とも同期というような関係性だった。
…あ、刹那姉さん見つけました!
 刹那
ん…あぁ、昴…と、君は確か……天さん?
あ…その……おつかれさまです…
『昴』が『刹那』の元へ駆け寄ってくる。後ろを見ると、『天』さんがこちらを不安そうな瞳で見つめていた。身長的に、年齢は『昴』と同じくらいだろうか。
昴さん、天さんとお散歩中です!
 刹那
昴、屋根上じゃなくて地面を歩こうか…
屋根の上を散歩するのはこの人くらいだろう。この人にとって、屋根に登るということは遊具の危ないところに登るような感覚なのだと思う。そういえば、精神年齢はまだ小学生程度だったか。
や、屋根の上で夜風に当たるのも…いいですよね…
 刹那
…天さん、どうして煙突越しに会話を?
あ、これは…その…生存本能というか、人見知りというか……
『天』さんはしどろもどろに答えた。人見知りとはいえ会話は問題なくできるようなので、昔の『昴』よりは断然マシだと思ってしまう。
天さん、緊張してるみたいです!
よ、余計なこと言わないでください!
『天』は『昴』に対して少し声を張る。図星のようだ。
 刹那
まだ会ったばかりだし、これから少しずつ慣れていくしかないよ。それに人見知りって言う割には結構話せるし
『刹那』は『天』の目を見てそうアドバイスをする。『天』は目を合わせないように目を逸らしたが、その表情は緩んでいた。
優しい…
お、本音が出ましたねっ!
それにすかさず食いつく『昴』。人のこと言えないだろと思いながら、幼いふたりの会話を聞いて疲れを癒した。
昴さんは黙っててください!!!お口チャックです!
『天』は自身の唇に人差し指を当てて静かにするように促した。お口チャックとは少し違う気もするが、どちらにせよ意味はほとんど同じなので気にとめないことにした。
ん〜…そうだ!刹那姉さん!天さん!悪いヤツはどうなりました?くたばりました?
 刹那
あ、忘れてた
忘れちゃダメですよ…私も忘れてましたけど…
ふたりと会話している内に任務の内容が頭から飛んでいっていた。そういえば、あれ以降誰からも連絡が来ていない。
 刹那
(もしかして…何かまずいことが起きてたりするのかな…)
こうしちゃいられない、と『刹那』はその場から立ち上がり、銃や諸々の荷物が入ったリュックサックを背負う。
 刹那
行くよ、2人とも。私についてきて
は、はい…!
はーいっ!
『天』は控えめな返事を、『昴』は幼稚園児のような元気な返事をした。『刹那』を先頭に、その3人は昼下がりの街の外れを掛けていく。




またねさん
またねさん
これ以上続けると長くなりそうなので切ります…1章はあと2話続く予定です〜
またねさん
またねさん
2日連続投稿で何があったんですか?と疑問に思われてそうですね
またねさん
またねさん
結論から言うと…私にもよくわかりません。何なら、昨日投稿したという記憶も曖昧で……
またねさん
またねさん
勢いに乗ると書けるんですねぇ…
またねさん
またねさん
個人的にこの3人の異色メンツは結構好きです…昴さん、可愛い。
またねさん
またねさん
次回はいつになるかわかりませんが、気軽に待っていただけたら嬉しいです……
またねさん
またねさん
それではまた次回、またね!

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