つぼ浦はロケランを構える。
怪盗の背後にはヴァンダーマーが立っていた。
力二はヘリを着地させると、つぼ浦の側に来た。
つぼ浦達がやり取りしている間に、ヴァンダーマーはライオットの運転席に乗っていた。
怪盗がライオットの助手席に乗り込むと、ヴァンダーマーはアクセルを踏み込んだ。
ライオットは動き出す。
力二はヘリに乗ってライオットを追う。
キミトスはロケランを放とうとするつぼ浦を抑えながらも、ライオットをサブマシンガンで撃ち続けた。
ミンドリーはカジノのガレージから車を取り出すと、キミトスとつぼ浦へ乗るように促した。
ミンドリーの車は急発進する。
みるみるうちに車はライオットに近づいていった。
運転をするヴァンダーマーへ空から呼びかけるが、一切見向きもせず淡々とライオットを運転する。
このまま空港へ着いてしまえば、離陸寸前の飛行機に乗られて海外へ行ってしまう。
力二はライオットの前で低空飛行する。
車体にヘリが擦り付けられ、スピードが減速していく。
倒れそうになるヘリを調節しながら力二はライオットを止める。
らだお、オルカ、皇帝のヘリもライオットの目の前に降りてきた。
その時、ミンドリーの車がライオットの横に付いた。
つぼ浦はライオットに飛び移った。
つぼ浦は助手席側の窓ガラスを割ろうとする。
すると、怪盗はつぼ浦に向かってガラス越しに拳銃を突きつけた。
怪盗が引き金を引こうとしたその瞬間。
パシュンッ!!!
拳銃を持っている怪盗の腕に、何者かの弾が直撃した。
つぼ浦は窓ガラスを割った。
それと同時にサイドブレーキを引く。
気づけばライオットは空港内にいた。
飛び立つ飛行機がつぼ浦達の真上を通り過ぎていく。
ミンドリーとキミトスはヴァンダーマーをライオットから下ろす。
ヴァンダーマーは気を失った。
ミンドリーはヴァンダーマーを抱えて車に乗りこむと病院ヘ向かう。
キミトス達もオルカのヘリに乗せてもらい、病院へ向かった。
つぼ浦は肩を抑える怪盗に手錠をかけて叫んだ。
つぼ浦は怪盗の持ち物を漁る。
ついでに少し離れた場所に落ちている物も拾った。
つぼ浦の手には、2つの宝石。
落ちていた宝石は、恐らくミンドリーがヴァンダーマーを下ろした際に落としたものだろう。
つぼ浦はその宝石を高く投げると、ロケランで宝石を吹き飛ばした。
ドゴォォォォォォン!!!
つぼ浦はレオナの頭をぽん、と撫でた。
無馬は飛行場の屋上でライフルをしまいながら呟く。
無馬のポケットに入っている弾は、1つ減っていた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!