第22話

22
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2024/06/23 05:09
こったろSide
隠し扉を見つけた俺は
好奇心にかられ
道を進む
こったろ
暗っ…
明かりなんてものはなく
どこまで続くか分からない道を
歩き続けないといけないのかぁ…
……と思っていたら
案外すぐに部屋に出た
こぢんまりとした部屋
どこからか日が差し込んで
温かい雰囲気になっている
こったろ
ここ、好きだなぁ
こんな部屋があったのかと
驚く反面
この部屋の雰囲気を
好きになっている自分がいる
こったろ
もう少しここに居たいし…
ちょっと色々見てみるか
目の前の机に
地図が広げて置いてある
こったろ
どこの地図だ?
赤いペンで大きく丸をつけられているところが有るが
俺は知らない、分からない場所だ
それでもその周りは
なんとなく見たことの有る地形だ
こったろ
少し古い地図かな?
赤い丸以外は今と少しずつ地形が違うが
それは工事やら、建て替えやらで変わったのだろう
ただ、赤い丸については
今と全く違う
こったろ
パラッ(地図の裏を見る)
こったろ
えっ?
こったろ
すたぽら王国…
地図をめくった裏には
すたぽら王国と
手書きでかいてあった
こったろ
ここ…なの?
どこか分からない国と思っていたから
諦めていたけれど
もしかしたら
まだ、国の跡地として
残っているかも知れない
そこそこに距離が有るが
行けない距離ではない
こったろ
みんなで行こう
みんなで国を救うと決めたから
俺だけでなんて嫌だから
また、日を空けて
一緒に向かうことにする
こったろ
まずは、連絡しないと…
「確定ではないけど、すたぽら王国らしい場所を見つけた
 なんとなく、俺は残ってると思う
 楽ではないと思うけど、俺は行きたい
 ずっと探してたから
 すごく気になるから
 国のことを実際に見たほうがわかると思うから
 うまく予定を空けて行かない?」

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