みながBBQを楽しんでいるところ
わたしはというと、
土下座してマス。
いやいや、ガチで分からないんだって。
ある程度は教えてもらったけどさ……
うん?私としては置いとかないで欲しいんですが……
・
そう言って放り出されました
てかわたし、買い出しに対していい思い出ないんだけどなぁ。
そして、仁花ちゃんがいる方へ足を向ける。
遮るように立つ。
仁花ちゃんは優しいからね。
自分が犠牲になるのも顧みず、誰かを売るほど落ちぶれてはいない。
やっぱり、わたしか。
あぁ、前世のわし
マネの中で"まいまい"が1番好きなのに…………
あんたらに言われたくないよ。
姿が見えなくなるまで待つと
頼みましたよ、角名くん。
・
相手は五人。
負ければ、ゲームオーバー。
ま、イけるかな。
殴りかかる男たち……
・
五人は地べたに倒れている。
急所を勢いよく潰す。
鬼か……笑
ま、"鬼"灯だしね笑
谷地side
手の震えが止まらない………
さっきの人達、あなたちゃんを探してた。
なのに、あなたちゃん一緒に行っちゃった。
もし怪我とかしたら?それ以上のことがあったら……
どうしよう……私のせいだ。
本当にそうなのかな……
私にも舞先輩にも知らないふりしてた、し
もしかすると、私たちを遠ざける為に
わざとあぁ言ったり、名前で呼ばなかったりしたんじゃないかな………。
最近のあなたちゃんが分からないよ。
稲荷崎の、ブロックが凄い人だ……
滑津の頭に腕を乗せる二口とその後ろで谷地さんの存在に気づく月島がいた。
事情を説明する滑津に、面倒くさそうに返事をする二口。
そして
腹を立てている月島がいた。
もちのろん
普段、声を荒げることのない冷静な月島に対して
その場にいる全員はビクリと肩を跳ねらせた。
この人苦手だけど、今はそれどころじゃない。
・
倒れていた男たちに一人ぽつんと佇む一人の少女。
その後ろ姿は、あまりにも淋しそうで悲しそうだった。
月島は盛大なため息をしてから、あなたに声をかけた。
あなたside
何でここに!?
蛍が笑っとる………怖。
オイ、何撮ってんねん。
金とるぞコラ。
笑ってる蛍が一番怖かった。 Byあなた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。