毎日時間は過ぎているのに 僕の中の時間がまるで壊れた時計かのように動かない あの日、君を救えなかった日から
僕は知っていたのに君が逝ってしまうこと 逝きたいと願っていること 僕は君に何かできたかな
世の中の時間が過ぎているのに私の中の時間が動くことは一生ない 君は知ってたね 私が逝きたいと願っていること でもね私は君のもとに行く電車ではなく空へと逝く電車に乗った
電車に1人で乗ったことがない私を心配して君も乗ってくれようとした
でもね
大丈夫だよ
練習したからあとは1人で乗れるよ
バイバイ
ありがとう …
アンケート
どうでしたか?
よかった❗️
83%
まぁまぁじゃない?
0%
よくないよ うん
17%
投票数: 12票
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!