
ピンポーン
ポイポイッ と僕が纏めた荷物を選別して手際良く
部屋の中を片付けていく魁星をぽかーんっと見ていた
駅まではタクシーを拾い、
久しぶりに電車に乗る僕は切符を買うのを迷っていた
それに気付いた魁星は何も言わず、切符を買ってくれた
ちょけながらも 魁星はヒョイっと僕の泊まりセットを
しれっと 僕の手元から取り上げた
無事電車に乗りこみ 運良く2人とも座れて
電車に揺られていた 。ふと魁星の方に視線を向けると
その視線に気付いた魁星は 首を傾げた
瞳を閉じて 僕の肩に寄りかかり フードを深く被っていた
元々 生活リズムを変えると体調崩しやすい魁星
わざわざ 早起きして 僕の家まで迎えに来てくれたんだよな…
そっと 魁星の頭に頬を寄せ 魁星の温もりに身を委ねた
それに気付いたのか、魁星の手が 僕の手に少しだけ触れ
小指と小指が絡まった
魁星 好感度 10% up














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!