おばあちゃんは、恐怖に怯えた顔をしている。
ピンポーン...
インターホンの音だ...
騒いだから通報されたのかな...?
おばあちゃんが出ていく、
警察の人が言い終える前に、
おばあちゃんが一言挟んだ。
え...!!!!
おばあちゃんは、
あっちに行けという仕草をして、
お姉ちゃんがいる部屋にいった。
おばあちゃんside
あの子が、お姉ちゃんにあんなことされて、
傷ついてないわけがなかったのに、
気づいてあげられなくてゴメン...
おばあちゃんが罪を償っておくから、
咲友は、気にしないでいて欲しいの。
あとで手紙を書いておきましょうか…
さっきも強く言ってしまった。
この罪は、償いたくても、償いきれない。
殺人っていう罪を、
おばあちゃんにかぶらせてね…
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄✄--------------- キ リ ト リ あなた
はぁ...今度は...
ついにお姉ちゃんころしたんだぁ。
恐ろしいな...
泣きながらそんなことも呟いたっけ?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!