お疲れ様でしたー!と各所から挨拶が聞こえ、
拍手で締められる。
今日は、うちの会社で発売されるK-POP特集
その中でメインを飾る、Stray Kidsの撮影が
終了した日だった。
メンバー全員の撮影とインタビューということもあり、
何日も撮影やミーティングを重ねて、
今日も一日中かかっての撮影だった。
やりがいはあれど、さすがに失敗の許されない
大掛かりな撮影ということもあり、肩の荷が降りた
という感覚は否めない。
元々何度か他の撮影で関わったこともあり、
メンバー達とある程度顔見知りであることは
幸いだった。
柔らかな笑顔で手を振りながら、リーダーのバンチャンがこちらに来てくれた。
そんな会話をしていると、後ろから続々と
メンバー達が集まってきた。
....仲が良いグループだなあ。ちょっと騒がしいけど笑
メンバー達がじゃれあってる中に、ひょこっと
金髪が頭を出した。
にこにことしながら話す彼は、まさに天使。
可愛い容姿と裏腹な低音ボイスが愛されている。
撮影のたび、見かけると声を掛けてくれて、
少し、勘違いしそうになってしまうが、
彼は誰にでもフレンドリーであり、
私が特別な訳ではないのだ。
リーダーの声掛けに、メンバー達が話しながら続々と出口へと向かっていく。
(今日はフィリックスさんとあんまり話せなかったなあ)
少しがっかりしながらも、私も片付けを始めようとした。
後ろからバンチャンに声をかけられ振り向くと、
あたりをキョロキョロした後、メモを渡された。
小声であるからに、機密なのだろう。
じゃ、と手を挙げ去っていくのを見送り、
メモを見るとLINEのIDがかかれている。
何か、撮影の相談か。問題があっただろうか?
色んな意味でドキドキしながら、ポケットにメモをしまい、仕事に戻ることにした。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。