第8話

番外編 ホットミルク
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2025/12/31 16:19 更新

貧民街スラム時代のある日___










私が椅子に座ってホットミルクを飲んでいた時だった
オペラさん
……おい、
あなた
はい?


オペラさん
何だ、それ




オペラさんが私の持っているコップに顔を近づけ、中に入っている液体の匂いを嗅いでくる。
あなた
あ、ホットミルクですか?
オペラさん
…ホットミルク
あなた
はい!


オペラさんはまだクンクンとホットミルクの匂いを嗅いでいる。
 
気に入ったのかな?




あなた
飲んでみますか?



オペラさん
………くれ




オペラさんは地面にそのままドンッと座って飲んでいる。
なんだか微笑ましい。ジト目でこちらを見つめるのはやめてほしいが











彼はどうやら椅子に座るのが慣れないらしくて地面に直座りするのがいいらしい。




























いやまだ見つめてくるんだけどーー
そんなに?え?まじか え?


ちょっと飲んじゃったから、コップ半分くらいの量だけど、足りるかなぁ





てかやだ!これって間接キスじゃない!?













えぇ〜〜〜ヤダなぁ~もう〜〜照れちゃうな



そんな、こんな乙女に粋なことを…






















あ、普通に別のとこ口つけてるわ








あなた
そういえば、知ってますか?
オペラさん





あなた
ミルクを飲むと、胃に膜を張って刺激物から守ってくれるって言われてるんですよ


ぷはっとオペラさんが飲みきったようだ。やっぱり気に入ったのかな






オペラさん
そんなもん嘘に決まってるだろ




オペラさん
バカなのか?






ちょっと腹が立った








あなた
まぁ病は気からっていうじゃないですか
オペラさん
別に何も病気じゃねえけどな









あなた
信じていれば、いつか本当になりますよ
それくらいの気持ちでいいんですよ、結局 自分の体の中なんてコントロールできっこないんですから。










あなた
こんなことが救いになるかもしれないじゃないですか!!!!!
オペラさん
……やっぱりお前何言ってるのかわからん











そして今




















入間
いただきます







イルマお坊ちゃんの食事を毒見するオペラさん。

 




このやりとりを見ているとなんだか心にくるものがある。 









ちなみにオペラさんに私が毒見役をすると言ったら
すんごい顔で俺がやると言い始めたので私が退かざるを得なかった過去がある。




あれはすごかった。チビるかと思った。


心にくるのはこの出来事を思い出すからだと思う 多分














気づいたらオペラさんのコップが空になっていたので口直しのミルクを注ぎ足す。















あなた
はいどうぞ、オペラさん
オペラさん
あぁ、どうも




貧民街スラム時代では、受け答えが遅いなと感じていたが最近はなんだか普通に答えてくるので、少し寂しい。


















入間
そういえば、どうしてオペラはいつもホットミルクばかり飲んでいるの?




 
オペラさん
_________それh
あなた
大好きだからですよ



入間
へぇやっぱりそうなんだねえ
あなた
ええずっと前から大好きみたいなんですよ
入間
そっかぁ〜ホットミルクって美味しいよね
オペラさん
……ですよねえ










_______






オペラさん
__おい、
あなた
はい、なんですか?








オペラさん
さっきなんで遮った?
あなた
さぁ
あなた
どうしてでしょう。自分でもあんまり考えず遮りました!












するとオペラさんはクソデカため息をついてこう言う
オペラさん
そもそもお前が無理やり飲ませてきてんだろ
あなた
でもお好きでしょう?












  



そう言うとオペラさんは眉間にシワを寄せる
オペラさん
お前、あまり余計なことは考えるなよ。
俺が毒見役をしているからってミルクを飲ませて、








オペラさん
例えば飯に毒が入っていて俺が死んだらお前は悲しむもんな。そんな不安から逃れたくてやってんだろ





























「そんなものに縋り付いて」












 そんなものってなんのこと
オペラさん
『ミルクに胃に膜を張る効果はない』なんて
オペラさん
そんなことお前も知ってんだろ















オペラさん
そういうことはいい加減やめろ。これ以上情を入れ込むな。……誰にもな






















オペラさん
お前がこんなとこで死なないでほしいから言っている。















こちらに顔を背けながらおっしゃる。














そういうのは目を合わせて言うものなんですよ
あなた
私もあなたが大切だから
あなた
もっと長生きしてほしい






































オペラさん
やっぱりお前はわからん
オペラさん
お前もバカだな、昔から




あなた
知ってますよ。昔から言われてきてるんで














ホットミルクが嫌ならもっと拒否することはできたはずだ。



それでも彼はそんなこと一回もしなかった。









でもこれは言わない。これ以上彼の気持ちを乱したくない





































『ミルクを飲むと、胃に膜を張って刺激物から守ってくれる』







私もそんな存在になれたらいいな












でも、そもそもそんなことはありえない




オペラさんの言った「そんなものに縋り付いて」
のそんなものは、ミルクのことであり、オペラさん自身も含めて言っています




長くなって内容も分かりづらくなっていると思います。
すみません🙇
結局何がいいたかったのか自分にもよくわかりません
あとあけましておめでとうございます

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