第46話

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2021/02/14 05:04
俺達は仮免試験を終え
寮に戻っていた
俺は端の方に立っていた

離れた場所で爆豪と緑谷が話していた
ただ聞き取れたのは

「テメェの個性の話だ」
貴方「.......」
俺は自室から2人が出歩くのを見て
後を追った

着いた場所はグラウンドβ

俺が来た頃には既に激闘は終わっていた
貴方「そこまで」

爆豪「テメェ、何でここにいる」

緑谷「機刀くん、これは、その.......」

貴方「いいよ、だいたい察しは着くから」
その後オールマイトが来てこの一件は終わった





そここらまたいつもの日常が戻りつつあった

既に3日が経ち緑谷も復帰したところで
インターンの説明が始まった
相澤「職場体験とどのように違いがあるのか
   経験している者から話してもらう

   現雄英生の中でもトップに君臨する3人だ」

貴方(聞いた事はあるが、この3人が.......)
ビッグスリー
雄英の中でプロヒーローに最も近い存在
天喰さんは一言で言えばコミュ障だろうか
波動さんは活発
通形さんは元気

俺のイメージはそんな所だった
相澤「合理性に欠けるな」

通形「安心してくださいイレイザーヘッド
   前途──?」

貴方「.......多難?」

通形「お、君正解!」

波動「あ、君知ってる!
   機刀くんでしょ?体育祭で優勝した!
   それにしても髪の毛が真っ白!
   本当に男の子みたい!
   女子生徒なのよね?何で男子制服着てるの?」

貴方「まぁ、色々.......」
俺が質問攻めを他所に
通形さんは1人呟いていた
通形「君たちまとめて俺と戦ってみようよ!」

1ーA「えぇ!?」

貴方(実力試し.......)
場所を移動した

緑谷が飛び出したあと一斉に畳み掛けた
ちなみに俺は木刀を構えたまま様子を見ている

一瞬のうちに遠距離攻撃の奴らが倒された

緑谷が仮説を立てるも、最初に倒される
他の奴らも殴られていった
通形「君、さっきから全然動かないよね!
   何か策でもあるのかな」

貴方「試して、みますか」
勝負の基本は相手から目をそらさない
もしそらしてしまっても
今までの攻撃からパターンを読み解く

俺は通形さんが沈んだと同時に走り出した
地面から現れると直ぐにバク転をして刀を振った
通形「中々いい動きだね、でも」

貴方(後ろに目でもついてんのかよ.......!)
頭を狙ったがすり抜けられ
咄嗟に受身を取ったが、衝撃は大きかった










通形「俺の個性、強かった?」

貴方「.......」
全員が賛成する中俺は呟いた
貴方「強かったのは、純粋な技術
   個性の話は別として応用、防御、攻撃
   その全てが適応されていた」

通形「嬉しいこと言ってくれるね!」
言葉よりも経験
それを力に変える

体験している人から言われる納得感
力は伊達じゃないことを思い知らされた

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