第5話

👜
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2024/03/02 11:53

恭平side

佐久間くんが怪我をしたという連絡を受けあなたが出ていった。

それから俺らは撮影を終え大橋くんの運転で家に帰ってきた。

駿佑
駿佑
佐久間くん大丈夫かな?
大吾
大吾
大丈夫やとええけどな
と皆が心配してる中丈くんの携帯がなる
丈一郎
丈一郎
📞はい。もしもし?
丈一郎
丈一郎
📞うん。分かったで、気ぃつけや?
大吾
大吾
丈くん?ふっかから?
丈一郎
丈一郎
うん。さっくん大丈夫やって
丈一郎
丈一郎
でもあなたが危ういって
大吾
大吾
そっか。思い出しちゃてんかな
あなたは過去の事を思い出しちゃったんだろう。

俺らはそれからしばらく皆で各々のことをしていた

ガチャ

と玄関の開く音と数人の足音が聞こえた、

(なまえ)
あなた
ただいま


そう言うあなたの顔は涙の後がついていた
あなたは俺の所に来るから

それを俺は腕を広げてあなたを受け止める
恭平
恭平
大丈夫か?
(なまえ)
あなた
ん…
謙杜
謙杜
あなたの事は恭平に任せて。俺らはご飯食べん?
そう向こうで謙杜の声がしたけど

俺は俺の腕の中で弱々しくなって

今でも本当に何処かに消えてしまいそうなほど儚いキミを

ずっと守りたいんよ
恭平
恭平
あなた?俺の部屋行く?
(なまえ)
あなた
ん…。恭平…
恭平
恭平
ごめん、俺ら部屋おるな?ご飯後で食べるな?
和也
和也
りょーかい
あなたの手を引いて俺の部屋に行く
部屋に着くとまたあなたが俺に抱きついてくるから

背中をトントンしながら宥める
(なまえ)
あなた
私さ、情けないよね…。
大介が怪我しただけであんなに焦って
辰哉にね、言われたの、大介は死なないよって
あなたを置いて居なくならないって。
(なまえ)
あなた
だからね、大介の顔みたら安心して腰抜けちゃって翔太が支えてくれたんだけどね。
私皆に迷惑ばっかかけてるよね。
(なまえ)
あなた
仕事途中で抜けるマネージャーがどこにいるんだよね
と1人早口で喋るあなた
(なまえ)
あなた
でもね…大介がね…ぶ…じで良かったんだ…
恭平
恭平
あなた
恭平
恭平
泣きたい時は泣いてええんで?
恭平
恭平
今は…ここはあなたの居場所やから。
だから今だけは天鬼あなたでええ。
マネージャーの天鬼あなたやなくて。
恭平
恭平
それにあなたは頑張っとるよ
俺らじゃ無理なことも、あなたはちゃんとやってくれてるやん
いつも俺ら起こしてくれてご飯作ってくれて
仕事もいつも最後まで付き合ってくれて
俺らはずっと感謝しとるよ
恭平
恭平
やから、今は泣きぃや?
(なまえ)
あなた
グスン…、怖かった。あの時みたいに私また間に合わんのかなって、
でも大介が無事で生きてて本当に良かった。
(なまえ)
あなた
この仕事大好きだから、私はずっと続けたい、
俺の肩に顔を埋めて泣くあなたを抱きしめ

ご飯は後で食べよなんて呑気に考えつつ

俺の腕の中で泣くあなたを抱きしめたまま

俺らは寝た
2人が眠った後おまけ

2人が抱きしめて眠ってるのを写真で収め、

それを男だけのぐるちゃに送り

何人かは待ち受けにしたとかしてないとか

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