恭平side
佐久間くんが怪我をしたという連絡を受けあなたが出ていった。
それから俺らは撮影を終え大橋くんの運転で家に帰ってきた。
と皆が心配してる中丈くんの携帯がなる
あなたは過去の事を思い出しちゃったんだろう。
俺らはそれからしばらく皆で各々のことをしていた
ガチャ
と玄関の開く音と数人の足音が聞こえた、
そう言うあなたの顔は涙の後がついていた
あなたは俺の所に来るから
それを俺は腕を広げてあなたを受け止める
そう向こうで謙杜の声がしたけど
俺は俺の腕の中で弱々しくなって
今でも本当に何処かに消えてしまいそうなほど儚いキミを
ずっと守りたいんよ
あなたの手を引いて俺の部屋に行く
部屋に着くとまたあなたが俺に抱きついてくるから
背中をトントンしながら宥める
と1人早口で喋るあなた
俺の肩に顔を埋めて泣くあなたを抱きしめ
ご飯は後で食べよなんて呑気に考えつつ
俺の腕の中で泣くあなたを抱きしめたまま
俺らは寝た
2人が眠った後おまけ
2人が抱きしめて眠ってるのを写真で収め、
それを男だけのぐるちゃに送り
何人かは待ち受けにしたとかしてないとか
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。