いよいよマイアミ行きへの"チケット"が渡されるイタリア戦がきた 。
もちろん皆さん緊張してます 。
私は絶賛怪我と体調不良が続いて試合には出れません …
けどだいぶ良くなってきたので今日はベンチに 。
あなた『翔平、中国戦以来の先発じゃん』
#16「緊張してきちゃった、俺」
普段見せないような緊張した表情を私に見せてくる 。
あなた『なんだその顔笑』
そう言いつつ、私は彼の手をギュっと握ってやった 。
あなた『頑張ってね、私はベンチからだけど』
#16「……うん、ありがとう」
そう言うと彼も手を握り返してくる 。
あなた『ちょっと、やめてよ笑』
#16「ごめんごめん笑普段そんな事してこないからさ?」
あなた『しちゃってすみませんね』
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翔平side
うわ、マジかよ 。何だこの柔らかい手 。
頑張ってねとか言いながら俺の手握ってくるとか、鈍感通り越して何なんだ?
俺は焦った様に言葉を返し、
そして手を握り返した 。
あなた『ちょっと、やめてよ笑』
彼女のその一言で俺は手をパッと離す 。
これ俺だけにやってくれないかな、
てか今更だけど俺あなたの事好きだわ …
そんな事を思いながらマウンドへ向かった 。
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#8「翔平もあんな事するようになったか〜」
あなた『え、どういう事ですか?』
隣にいた近ちゃんさんに聞いた 。
#8「あいつ女には興味ありません的なスタンスだったのよ笑それなのにあなたちゃんの手は握るのか~~」
あなた『あはは…笑』
そんなことを言われた私は反応に詰まり、黙り込んでしまった 。
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1回表、2回表と翔平は抑えていった 。
そして2回表の1球がなんと164km …
あなた『気合入ってるなあ…』
#1「俺もこれぐらいやらな…」
あなた『哲人さんは投手じゃないですよ』
#1「そうやった笑」
そんなたわいもない会話をしているともう次のイニング…
まさかの展開になった 。
続く
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!