あなたside
千歳「デンタツ!デンタツ!今スグ本部へ
向カウベシ!」
あなた「分かった。ありがと千歳。」
私は師範にすぐ戻ってくると伝えて屋敷を出た。
〜
本部ってここだよね、
前は胡蝶さんが一緒に着いてきてくれたから大丈夫だったけど。
?「あ゛?迷子か?」
すごく怖い人に話しかけられた。
?「しゃーねーな。案内してやるよ。」
あなた「あ、ありがとうございます。」
私は傷だらけの男の人に御館様のところまで連れて行ってくれた。
?「御館様。例の継子をお連れしました。」
御館様「ありがとう。実弥。」
不死川「失礼します。」
不死川実弥という人はそこでいなくなり、
御館様「あなた。おいで。」
あなた「し、失礼します。」
私は御館様の目の前にしゃがみこんで顔を上げた。
御館様「あなたの先祖について分かったんだ。」
あなた「先祖、、、。」
私は唾をゴクリと喉に通し緊張感を持った。
御館様「あなたの先祖はかつての星柱。月宮星夜。と海柱。水乃凪。」
星柱。海柱。
御館様「あなたは今無一郎の継子として霞の呼吸を取得中だね。」
あなた「はい。」
御館様「呼吸というのは、鬼を倒す為にとても必要な呼吸。もし星の呼吸と海の呼吸を取得したとしても、あなたの戦い方を大切にしてね。」
御館様「それと、那田蜘蛛山の任務へ行くようにお願いできるかな?」
那田蜘蛛山。
あなた「那田蜘蛛山?ですか。分かりました。」
御館様「最終選別から早くも階級が"乙"であるあなたに任せるよ。」
私は御館様に挨拶をしてその場を去った。
先祖が柱か。
星の呼吸。海の呼吸。
1度見てみたい。
御館様が言っていたように、呼吸が増えても私の戦術がある。霞の呼吸は必ず使う。
だって師範が私に教えてくれた呼吸だかr…
ドンッ
あなた「わっ!!!」
私はなにかにぶつかって後ろへ倒れた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!