第10話

危機回避
25
2024/06/13 07:37
あなたside




?「時透に内緒でメシいかねー?」



強引に掴まれた腕を振り払おうと暴れてもびくともしない。



これだけ筋肉に恵まれてるからだ。




あなた「離してください!!」




?「いいからいこーぜー。ほらー」




身長の高い筋肉ムキムキの男性は私の発言を無視して私を強引に引いて担いで連れていかれそう。




時透「宇髄さん。俺の。」




宇隨「あーやべ。ちょっと借りてくわー。」




時透「いや、僕が変わりに行きますよ。」




師範は私の腕を引いた。




時透「宇髄さん。嫁3人はどうしたんですか?」




あなた「嫁3人?それってうわk..」




宇髄さんはうるっせー!とか叫びながら私をバッと離してしまい、宇髄さんの身長ほどの高さから落ちた。




ストッ




あなた「し、師範?」




時透「うわ危な。」




あなた「ナイスキャッチです。あ、重いのでおろして下さい。」




時透「むり」




師範は見事に私を抱え宇髄さんから離れようと私を抱えながら走ってくれた。




宇髄side



宇隨「ったく。派手にかわいーなアイツ」




宇隨「嫁にしてぇー」




ま、嫁3人いるんだけどな!




今度御館様に合同任務頼もー。




時透side




すごく視線を感じる気がする。



僕に抱えられたあなたは目を潤わせて俯いている。



時透「何泣いてんの。」



すると一気にあなたの綺麗な瞳から大粒の涙が流れてきて、



あなた「師範、怖かったです。。。」



いや、




急にそんなこと言われてもさ



時透「心臓もたないんだけど?」



あなた「助けに来てくれてありがとうございます。。。」



あなたは綺麗な涙をポロポロと落として僕に言った。



時透「いや、助けたかったわけじゃないし。」



大嘘。



ほんとは僕のあなたを嫁3人の旦那になんて簡単に触られられない。



あなた、こんなにかわいいんだから何されるかわかんないし。








屋敷に着くとあなたはいつの間にか寝ていてそのまま寝かせることにした。






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