前の話
一覧へ
次の話

第21話

もう、どうでもいっか。
751
2025/05/04 12:00 更新












ものすごい衝撃音とともに私の視界は反転する。

そして起き上がると右頬に強い痛みを感じる。
あなた
痛ぇ…
青城
…💢💢💢

目の前には怒り狂った青城が立っていた。

響香と一佳の心配した声が聞こえてくる。
耳郎響香
あなた!?
大丈夫!?
拳藤一佳
殴るのはちがうだろ!💢
あなた
(…殴られたのか)
あなた
(まじで、めんどくせぇ…)

“白鳥沢に勝つ。”それが、青城男子バレー部の目標だった。

     “白鳥沢には勝てない。”

これは、青城かれらにとって、心の底から許せない言葉だったのだろう。
矢巾秀
てめぇ…っ!!
ふざけんじゃねえよ!💢💢
矢巾秀
俺らがっ…!!
どんな思いで…っ!!💢💢

どんな思いで?知らねぇよそんなこと。

知りたくもねぇよ。
花巻貴大
早紀のこといじめるわ、
俺らのこと侮辱するわ、
花巻貴大
まじで何がしたいんだよ。
あなた
松川一静
そんな性格悪いやつ
だとは思わなかったわ。
松川一静
今までの優しさも
全部演技だったんだろ?
松川一静
つくづくクソ野郎だな(笑)

青城は私に向かって冷たく言い放ち、冷徹な目でこっちを睨んだ。

今まで仲間だったやつらからの裏切りや、罵倒。

会って数ヶ月そこらのクソ野郎の手のひらでまんまと転がされる私とあいつら。

挙句の果てには、今までの優しさ全て、演技だと罵られて。

私は余程、前世で罪を犯したのだろうか。

『私の居場所はもうここではない。』

そんなこととっくに分かってるはずなのに。

『こんな奴らほっとけばいい。』
『もう私には関係ない。』

そう割り切ったはずなのに。

心の何処かで、まだみんなを信じていたと思う。

けど、この後の1件で、私と青城かれらとの関係は確実に崩れ落ちていくことになる。
あなた
(もうどうでもいいか…)
あなた
(向こうも殴って満足
したみたいだし…)

そう思っていたら、
及川徹
お前、変わったな。
及川徹
昔はそんなやつじゃなかった。




























あなた
は、?

『お前、変わったな』????
『昔はそんなやつじゃなかった』????

コイツは、

一体今まで何を見ていたのだろうか。

その発言に私は、溜め込んでいたストレスが爆発することになる。






















あなた
…っ…な…





岩泉一
は?
何言ってるか聞こえねーよ💢
あなた
ざっけんなッッッ!!!
全員
!?!?
あなた
私が変わった…?
昔は…?
あなた
お前が私の何を見てたんだよ!?
及川徹
…っ、
あなた
何年も信じてた私を裏切って!
岩泉一
…っ、
あなた
会って数ヶ月かそこらの
やつ守ってヒーロー気取り?
あなた
こっちの身にもなれや!!
花巻貴大
…ッッッ、
松川一静
…っ、

そうして私は我を忘れて、個性を使おうとする。

持っていたペットボトルから水を出し、個性を使う。
あなた
科学変化:水素

そう言って作り出した水素に、私はあるものを混ぜようとする。
八百万百
この匂いは…
八百万百
あなたさんッッッ!!
こんなこと、してはいけません!!
あなた
るっさいな…
あなた
ほっといてくんない?(睨)
A組
…っ、
B組
…っ、

少し睨むだけで萎縮し、動けなくなるA組とB組。
あなた
じゃ〜ね〜
クソ野郎の皆さん。(笑)

そう言って、私が水素とそれ・・を混ぜようとしたその時、
相澤消太
そこまでだ。
相澤消太
あなたの名字。
個性の使用は許可してないが?
あなた
あれ〜?
そうでしたっけ?
あなた
ゴメンなさ〜い(笑)
相澤消太
…ちょっとついてこい。
あなた
え〜
相澤消太
いいから、行くぞ!

そう言う相澤に引っ張られ私は連れて行かれる。

しかし私は、去り際にその場にいる全員に向かって言い放った。
あなた
私は、変わってない。
あなた
変わりたくて変わったんじゃない。
あなた
私を変えたのは、



























あなた
紛れもなく、あんたらだよ?(笑)
青城
…ッッッ
相澤消太
行くぞ。
あなた
え〜

そして私は相澤に連れられ、部屋を出ていった。





プリ小説オーディオドラマ