第15話

癒し ♔ sho.h
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2019/07/22 15:44






ツアーも決まって忙しい紫耀くん
並行して通常のお仕事、雑誌や番宣。
私には想像のできない世界での仕事をこなして
平日はなかなか連絡も取れないのに
それでも私の休みに合わせて週末になると
私の家に顔を出してくれる。

って言っても、お風呂入って寝るだけが殆どだけど。笑

それでも、会いに来てくれるのは嬉しい。



AM1:25

玄関の扉の音で目が覚め
ベッドから抜け出して玄関先へ足を運ぶ


紫耀「ごめん。起こした?」

「ううん。。お疲れさま!おかえり〜。。」


たぶん、さっきまで寝てました感満載で
瞼をこすりながら紫耀くんを出迎えた。
そんな私を含み笑いしながら靴を脱ぎ
リビングへ誘導してくれる彼は
本当に優しい人で私には勿体無いといつも思う。。

ソファーに座らされ少しすると
暖かいハーブティを私に渡して


紫耀「お風呂借りるね?笑」


と言い残しお風呂場へ向かった。

紫耀くんが入れてくれたハーブティを飲みながら
出てくるまではDVDを見てどうにか睡魔と戦っていると
濡れた髪のまま紫耀くんがお風呂から上がってきた。


紫耀「ふふ。頑張って起きてたんだ?笑」

「ん。。でも、もう限界。。」


これはほぼ毎週のやりとり。

それでも、忙しい中
毎週顔を見せに来てくれる彼との大事な時間。

無駄にはしたくない。。


「もう寝る?」

紫耀「ん、寝るよ。笑」

「ん〜。。」

紫耀「おいで。笑」


そう微笑んで私に両手を広げながら近寄ってきてくれる
紫耀くんの首に腕を回すとヒョイってお姫様抱っこされ
そのままベッドまで連れて行ってくれる。

そっとベッドに降ろされ
いつもの定位置にモゾモゾと移動して
一生懸命眠たい目を開け両手を広げ


「しょーくん。。はい。」


ってベットの横に立つ紫耀くんに訴えると
アーモンド型の目を三日月のようにさせ


紫耀「ははっ!笑」


と笑い広げた私の腕の中に吸い寄せられてくれる。


「...おやすみ。」

紫耀「ん、おやすみ。」


私の腕枕で眠りにつく紫耀くんを抱きしめながら
幸せな夢へと落ちて行く。。






ーおまけー


紫耀「はぁ。。これ、癒されるんだけど。。拷問でもあるんだよね。」


軽く顔を上げて眠りにつくあなたを見つめながら
密かに理性と戦う紫耀くんでした。笑

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