第6話

樹木 と 青空 と 僕達
104
2024/06/03 12:00
神山
、 落ち着いた 、?
あれから 俺は
眠っていたらしい
小瀧
、 すみません 、
中間
謝ることじゃないよ 、

樹木 の 葉から見える 青空
ただ ひたすらに

眩しい
俺らを
照らしているような
藤井
、 、 、
小瀧
、 あれ、 流星も寝とる、
神山
、あぁ 流星も一段落ついて 眠ってしまったんよ
、 なんて 呑気なヤツ 、
小瀧
、 ふは、笑
濵田
望が笑った !!
小瀧
え、
濵田
やって、 ここ来てから一回も笑ってなかったんやで?!
小瀧
そ、 そうやったっけ、
中間
、 本調子を取り戻したようやな
神山
、 、 
小瀧
 
両親 の 死体 と 死 を探る為 、

前を 向かへんと 、 か
俺 に そんな勇気 がある 、 かな
、 勇気 、 なんて
目に見えへんよな
小瀧
、 よし、 
小瀧
、 行こう
神山
、 のんちゃんなら そう言ってくれると思った 、 笑


藤井
ん、 ふぁ、
小瀧
ぁ、 流星起きた
藤井
あれ、 望 、
重岡
じゃ、 探索再開やな !
神山
次は 、 黄の城周辺やな

神山
川 、 か 
ここの都市の川 は

キラキラ と 輝いている

黄の城 は
その 川に 覆われている
小瀧
あれ、 日記、 ?
川の中から

一つの 日記 を見つけた

水に入っていたからか

紙はふにゃふにゃで

文字が読めない 。
小瀧
、 なんや これ 、
一番最後のページには

8/31

と 書かれていて
黒く 塗り潰されていた
小瀧
気味悪 、
俺はその 日記 を
ポケットに入れて 散策を再開した

桐山
ここも 鍵が掛けられてる、
青の城 もそうだった

紫の城 も 、

ただ 紫の城は 酷く古く
窓から入れた 。
青の城 と 黄の城 は

綺麗 で 禍々しい雰囲気は無かった
神山
い゛っ、
神山
わ、 薔薇あったんや 、
どうやら 黄の城 には薔薇が多くあるらしい
神山
あんま深くなくて良かった 、
棘 が刺さっても
血は出ないらしい 。

薔薇の棘くらいで
血なんて 出るものじゃないのかな
神山
、あれ、 雨、 ?
ポタポタと降る雨
なのに 空は快晴
、 妙に 胸騒ぎがする
小瀧
、 皆 一旦引き返そ 
中間
おん 、

小瀧
、 雨 止まへんな、
あれから1時間程

雨は弱まるどころではない

寧ろ 、 更に強くなっている
桐山
これじゃ 散策出来ひんなぁ、
そこから数分 。

黄の城 から 大きな物音がした
中間
っ、 い゛った、 
桐山
淳太くん、 ? 大丈夫 、 ?
中間
、 ごめん
重岡
謝るこたないって ! 前から偏頭痛持ちやろ ?
中間
、 うん、 
、 あの 胸騒ぎ 。

、 、 、
、 まさか、 な
あれから数時間 。
小瀧
雨 、 止んできたな 
ザーザー降りだった 雨は
徐々に収まっていった
中間
重岡
淳太、
中間
大丈夫 、 治まってきたから
重岡
、 、

淳太 の 頭痛も治まってきた
神山
、 んわ、 虹やで 、

上を見上げれば

快晴の青空 に 虹の架け橋が掛かっていた

綺麗で

、 儚い程綺麗で

すぐ 壊れてしまいそうだった 。

プリ小説オーディオドラマ