第7話

今の世界 を 俺達は知らない
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2024/06/10 12:00
雨も止み 。


散策再開
快晴の空の下を歩きながら
重岡
うわっ、 なんでここ 穴空いて_
重岡
、 、は、 
神山
シゲ ? どした、 、ん
神山
、 なん、 なにこれ、
俺達が覗いた穴は
小瀧
、 俺達がいた、 地球 、
炎 や 血で荒れ狂った世界だった
濵田
じゃ、 じゃあここって、
藤井
空 、 

空 、、

ここは、 上空に建てられた 、 都市 、?
、 ファンタジー過ぎるけど

今は それしか思いつかない 、

まだ 世界は 地獄 。
あの怪物と覆面集団が いる 、

、 そういえば

玄関であの覆面に問いただした時 、

『子供か、』 って
、 子供 だとしても

なぜ この7人が、

考えられるのは

この 7人が会ったのは

偶然じゃなくて 必然 、
なんらかの 関係が あった、 

まだ、 俺には 分からない 、 な
桐山
地獄 、 やな、
中間
なんで俺らが ここに 、ましてや 上空に 、
数分 、 沈黙が続いた
重岡
、 まずなんで 俺らが、 ここに 、
小瀧
、 、 少なくとも この出会いは
小瀧
偶然じゃなくて
神山
、 必然、 ってことやな
小瀧
、 、

また、 気まずい沈黙が続いた
小瀧
、 こうしてても 埒が明かん
神山
、 そ、 やな、

気まずい沈黙に 耐えられる訳がなく

俺は言葉を放った

こんな明るい空に

こんな暗い雰囲気は 見合わん
、 というか

ここはずっと明るい
なにか で この都市は覆われている、?

もし覆われてるとしたら

虹が出るのは おかしいか 、 ?

分からへんな 、

この都市は 謎ばかりだ

七門の城 、 003 、 城周辺

思いついたらキリがないくらい謎なのに


この都市に拒否感がない

寧ろ 、 心がホッとする
小瀧
、 ぁ、 あのさ、
小瀧
今更 、 なんやけど
小瀧
、 、 俺ら をどうやってここに連れてきたん、かな、
小瀧
ほ、 ほら、 俺らを連れてきた人も わからんし、
なんとなく

話題を振ってみたが

皆の表情は浮かないまま
神山
、 上空 やとしたら  ここに俺らを連れてくるのは 出来んやろうしな 、
、 しかも

こんな 大きな都市が

突然 、 しかも 一瞬で
この地球に降りてきた

眩しい光 と 耳鳴りと共に

、 、

ここが 空じゃないとしたら

、 一旦 それに仮定して 考えよう 、
小瀧
、 皆 まずは ここから出る方法と 俺達がここに集められた 理由 を探ろ 
重岡
、 せやな 、! このまましんみりも嫌やしな 
中間
、 俺も 賛成

良かった 。

皆に 笑顔が戻った
小瀧
、 えと、 まずは 
小瀧
皆 、 ここが空やって言ってたやん ?
桐山
まぁ、 そうとしか考えられへんし 、
小瀧
でも 空だったとしたら ここに俺らを連れてくるのは難しい
小瀧
だから、 まずは ここが空じゃないってことに仮定 物事を整理 
濵田
なんや、 急にリーダーシップ出てきたやん!
小瀧
、 ま、 元気づけられちゃったからなぁ、笑
神山
っへ、 なに、 ぉ、 俺?
小瀧
んは 笑 なんでもない 、笑
小瀧
、 、 ここがもし空じゃないとしたら 、
藤井
でも穴から地上が見えるのはなんでや?
小瀧
、 有り得るのは 地上の映像 、
小瀧
もしくは フィクション 、 嘘 、 仮の映像
小瀧
まぁ、 つまりは 俺らを惑わす 罠 、 
小瀧
俺は こう考えとる
小瀧
、 ま、 でも嘘の映像を流したとこでやけどな
神山
、 、 ここが もし上空やとしたら 、
神山
、別に 地下 でも 地上でも 良かったわけやん、?
神山
じゃあ、 なんで空なんかに 、
中間
考えられんのは 広くて都市を造りやすいから、としか
神山
、 まぁ、 そうか、
重岡
あの穴から見えたのが映像だとしたら なんで映像を流したんやろ 、 しかも分かりやすく穴が掘られてた
濵田
今の俺ら に 世界の地獄を 見せたかったから 、
桐山
映像だとしても あんな画質とか声が聞こえるか 、?
確かに 

映像 だとしたら
鮮明過ぎた
小瀧
ぁ、 

ここが空か確認する方法
小瀧
んしょ、

穴から手を出す 、

単純なことだった
小瀧
、 、 
ある程度腕を振り回したが

画面に触れることはなかった 。

風が少し靡くぐらいだった
小瀧
、 ここは 地上でも地下でもなく

紛れもない
小瀧
      空だってこと 。

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