前の話
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僕はいつも皆の前では明るく振る舞っている
別に無理してるわけではない
そういう性格だからだ
誰かが暗いと自分までそうなってしまいそうで怖い
それにみんなに迷惑をかけたくないっていうのもあるのかもしれない
僕はどんな人とでも楽しく話せるふりをする
だけど実際は人と話す事が苦手で人と話してて少しでも会話が弾まなかったりした時は目に涙を溜めてしまう
本当に僕は馬鹿者だといつも思う
本当は全く人と話せないくせに自分という存在を見ていてほしくて忘れられないで欲しいから会話する
みんなはそんな事を思いながら僕と話していないだろう
みんなはどういう事を考えながら
人と話しているんだろう
それを思うのは僕だけだろうか












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!