第6話

4話.離別→自殺=終焉
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2024/05/06 10:31
~二日後~
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
………もうすぐ一時だな。
俺は時計をじっくり眺めている。あいつとの待ち合わせ…???の時刻まであと五分だ。ぶっちゃけあいつ遅すぎだろ小学校で五分前行動って習っただろ……あ、神だから小学校ないのか…??だったら習ってない可能性大だな。おい神様なにやってんだよ馬鹿野郎。
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
はー…遅れたらどっかふらついてやろうかな…
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
そうはならないから安心しろ、レフテ?
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
っひ!??//////
急に奴が耳元で囁いてきた。いつから近くにいたんだ…!??俺は反射的に奴から離れる。
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
い、いつからここに…!?///
(エスカさんの再現下手くそすぎて泣きそう、いつかリベンジする)
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
ついさっきだな、気配をあえて消して驚かせたほうが面白そうだろう?
そう言いながら奴はニヤニヤ笑う。醜態を見られた感じがしてとても恥ずかしい。俺は奴を睨み付ける。
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
…悪趣味だな、
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
はは、それが取り柄なもんでな?
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
…さて
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
本題に移ろうか、レフテ。
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
…ああ、
…たしかこいつ、おとといは「なんでここから離れたくないんだ」や「何故そのポテンシャルに気づかないんだ」とか言ってたよな。その理由を話せってかくそ野郎。
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
まず、お前はどうしてこの地球から離れたくない?
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
…あーーー…
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
馬鹿正直に言うが、俺は「悪魔信仰教団」通称「悪信教」という組織に加入しているんだ。悪魔を信仰する組織で、いくつか位があるんだが、この中では上から二つ目で傲慢大司教という立ち位置だ。
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
この組織は悪魔を信仰することでその悪魔の力を得られるというものだ。
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
…へえ、続きを。
そう話した瞬間奴の目が変わった。まるで好奇心を強く持った子供のように。
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
(…やばい、俺なんかやらかした可能性高いな…、)
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
(…まあ、いいか…)
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
…それで、つい先日教祖が殺されたんだ。時期としては二週間くらい前だな。それによりその次に偉い俺が今この組織を統括している。だから俺はここから離れることができない、ここから離れることは許されない。それは組織自体の崩壊にさらに近づく自殺行為になりうるからなんだ。
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
…ほお、もしかして帝王神候補NO.1のパトに殺されたのか?
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
パトという名前の奴は知らないが、帝王神候補NO.1に殺されたのは仲間から連絡が届いたからおそらく合っているな。
そのパトというやつがアンテを殺したのだろう。ただ奴は悪意を支配するから、パトに悪意を分け与えたのならそもそもこの世界が崩壊していそうだが…、、、抗ったのか?アンテの悪意に。…馬鹿言え俺、それはアンテが悪意を与えることをやめない限り自我は保てない。アンテが先に死んだのならほとんど無理なはずだが…、、、
そう考えていると、エスカが小さく口を開いた。
エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
じゃあ、別の質問をしよう。
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
…なんだよ、

エスカ・プリームス
エスカ・プリームス
…お前がこの星から離れないといけないと知ったとき、お前はどうする?
レフテ・バルスレット
レフテ・バルスレット
……は、?

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