第2話

43
2025/08/30 08:55 更新
起きて、なれないベッドで寝てることに気づく。
そして何故か部屋着ではなく制服。
どこ、なのだろうか……
???
……て
???
起きて……
機械チックな声が耳に響く。
あなた
ここは……?
???
あ……起きた……
あなた
ええと……
狼……?
???
失礼。
あなた
へ?
???
私は普通のヒューマノイド。
リン
気軽にリンと呼んで。
あなた
……リン?
なんだっけ。
知り合いに、リンっていた気がするんだけど……
あなた
(だめだ、全く思い出せない……)
リン
あなた、記憶に鍵が、かかってるのね。
あなた
へ……?
リン
いま、ここは監獄「ミルグラム」の中。
リン
そしてあなたは、「看守」よ。
あなた
看守……?
リン
そう。
リン
ここには5人の囚人がいる。
リン
全員、あなたと同じく記憶に鍵がかかってるの。
リン
そして……
リン
全員「裁くのが難しいヒトゴロシ・・・・・・・・・・・・」よ。
あなた
ひぇっ……
リン
大丈夫……怯えることは無い。
リン
私が手助けする。
あなた
え……ありがとう……ございます。
リン
着いてきて。
リン
あなたにはもうひとつ、大事な仕事がある。
リン
……それは、時期が来たら説明するわ。
あなた
……?
リン
後これ。読んでおくといいわ。
リンが半ば放り投げてよこした冊子には、囚人のプロフィールが書いてあった。
しかし、囚人の写真には、腕輪と鎖、そして厳重にロックのかかった分厚い、黒い本があった。
リン
それじゃあ、頑張って。
リンはそう言うと、立ち上がり、さっさとどこかへ行った。
わたしも、あとへついて行った。

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