次の日_
京本は授業中も、昼食の時間も
ずっとボーッとしていた
それは他の4人が心配するほどに
放課後4人が部活に行った後
2人きりの教室
本来ならば2人で勉強をする時間
京本は俺との時間が気まずいのか教科書も出さずにキョロキョロしていた
そんな京本に少しカマを掛けてみることにした
「...ねぇ、あおいちゃん」
俺は昔の呼び方で彼のことを呼んだ
京本「なに、h
…っあ、」
京本はハッとした顔をしたあと、焦りながらも
京本「ど、どうしたの北斗
急に初恋の子の名前なんて呼んで、」
と言った
あぁ、こんなにも近くにいたなんて
なんで今まで気づけなかったのだろう
これで完全に確定した
「...やっぱり、
ねえ京本、
京本が、あおいちゃん、なんでしょ?」
京本「何、言って、」
「今返事したじゃない」
京本「し、してないよ、」
「それだけじゃない、
俺、京本に初恋の子とお揃いのキーホルダー
"クマ"のキーホルダーって一言も言ってないのに
あなた知ってたじゃん」
京本「えっと〜、じゅ、樹に聞いたのかも、!」
「遊園地の時のカバンにはクマのキーホルダー付いてたし、」
京本「そ、それはっ、」
「...昨日隠した写真、
小さい頃の京本と俺のツーショットだよね、?
俺の家にも全く同じ写真があったんだけど」
京本「っ、」
『これ以上言い逃れできない』
そう思ったのか
京本「...あっ、!
俺用事思い出したっ!先、帰るねっ、」
と言って俺を置いて帰ろうとした
「待ってよ、!」
そう呼び止めても彼の足は止まらない
「っ京本!
今日の17時!
俺"あの公園"で待ってるから!
京本のこと!」
俺がそう言うと彼は一瞬振り向き、
驚いたような顔を見せた
が、すぐに走っていってしまった
今日、俺の想いを彼に伝えるんだ
10年以上にも渡る俺の"あおいちゃん"へ想い
今の"京本大我"への想いを
俺の胸の内に散らばっている愛を掻き集めて
あなたに届ける
大丈夫、
きっと彼なら来てくれる
俺の知っている、あおいたいが
いや
京本大我なら
来てくれる
あの懐かしい
あおいちゃんと結婚の約束をした
公園に
𝐧𝐞𝐱𝐭…🧸𓈒 𓏸
遂にクライマックス✨
と、その前に、
ここでtaiga sideを何話か投稿します!
お楽しみに💗












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!