北斗 side
昨日のあの男は誰だったんだ
昨晩はその男との関係をずっと考えてた
友達 ? 兄弟 ? それとも ... 彼氏 ?
考えれば考えるほどモヤモヤは大きくなる
そのモヤモヤを抱えたまま
今日も大我に会いにいく 。
昨日の事を思い出すと
まともに顔が見れない 。
顔を見たら余計な事まで言ってしまいそう
図書館を出て 、数歩で我に返る
ちょっと 、態度悪すぎたかな
うん とか まあ とかしか言ってない気が ...
でもお昼誘ってくれた 、
昼飯を一緒に食べるって事でいいのか 、?
感情がごちゃごちゃし過ぎて
それからは仕事に集中出来なかった 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!