第10話

#9 放課後キミと図書館で③
1,708
2021/10/24 12:00
作者てゃん
作者てゃん
挨拶カットします、えへ
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
はぁ~~~……
大きく息を吐いて机に突っ伏す。



ようやっと今日の分の授業がすべて終わり、今まさにHRが始まろうとしているところだ。
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
(そういや放課後、冬弥に図書室に呼ばれてるんだっけ)
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
(クラス違うから解散も少し時間差あるし、図書室まで直で行くか~)
HRが終わり挨拶を済ませれば、教室から出て、図書室へと向かう。
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
あっ、あなた
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
やっほ~
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
来てくれたのか
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
うん、まぁ約束は約束だしね
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
呼び出しといて悪いのだが、とりあえず委員会の仕事が終わるまで、そこで待っていてくれないか?
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
…?わかったー
仕事が終わったあとに話したいことでもあるのだろうか。



なら、今言えば良いのに、と思ったが、冬弥のことだ。



きっと何か事情があるのだろう。



二人きりで話したいことがある、とか。



特にすることもなかったので、本棚から面白そうな本がないか漁ってみる。
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
お、これ面白そーじゃん
手に取ったのは、200ページ程ある小説。



恐らく冬弥が仕事を終わらせるまでには読み終わらないと思うが、借りるのも少々面倒臭いので途中まででも、と近くの席に座り読み始める。



だが、元から私は集中力もあまりなく、小説など滅多に読むことなどなかった。



後々考えれば何故小説を手に取ったのか自分でもよく分からないが、そんな私が小説を数ページ読んだところで瞳が瞼の裏に隠れるまで、そう時間はかからなかった。















桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
…ん…
あれからどれほどの時が経っただろう。




そろそろ起きなきゃまずいか、と思い顔をあげようとする。




が、ふと、誰かの足音がこちらに近付いてきてることに気づき、目は閉じたまま顔をあげるのをやめてしまった。
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
寝てしまったのか…
ふわっ、と頭に柔らかい感触がする。




冬弥に撫でられることはいつの間にか慣れてしまったので、抵抗もせず寝たまま撫で受ける。
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
ふふ…、寝ている時の顔も、綺麗で可愛らしいな
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
!?!?
思わず、はっ!?と声が飛び出しそうになったが、何となくでそのまま寝るフリを続ける。



そうすると、突然、唇に柔らかいものがふにっと当たる。



キスをされた、という事実は、数秒遅れて頭で理解した。



あまりの突然すぎる冬弥の行動に、思わず瞼を上げてしまった。



パチッ



目を開けた瞬間、冬弥と目が合う。



それも、これまでで一番の至近距離で。



最悪だ。



まさか目を開けた瞬間に目線が重なってしまうとは。
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
と、や…
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
…っ!起きたか、あなた
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
えっ、あ、うん…
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
…?どうした?顔が熱いが…
そう指摘されると、益々顔が熱くなる気がした。



自分の唇を、先程の感触を確かめるように指でなぞる。
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
な、なんで、キス…
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
…っ!…起きて、いたのか…?
しまった。



口走ってしまったようだ。



あんなことを言わなければ、キスをされた時、実は起きていたのだということを、冬弥に知られずにいれたかもしれないのに。



失敗だ……。
桃瀬 (なまえ)
桃瀬 あなた
えっ!?あ、その…
青 柳 冬 弥
青 柳 冬 弥
…やはり、起きてたんだな…?
そう彼が口にした途端、顔を近付けられ、思わず顔を逸らしてしまった。
作者てゃん
作者てゃん
まさかこれ、④いくのか…?いってしまうのか…?
作者てゃん
作者てゃん
あ~~!次で終わらせれるように頑張ります!!
作者てゃん
作者てゃん
久しぶりに文字の方が多かったんじゃない?
作者てゃん
作者てゃん
それじゃ、おつのあー!

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