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第36話

4.最初からこれで良かった。
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2023/05/09 12:00 更新
この話の続き(別視点)です。覚えてない方はこちらを見てからこの下に進むことを推奨します。

覚えてたらその裏鬼リピ勢です。



―――――――――――――――










頸動脈も切れてしまうような鋭利な指摘をされた。
 菜那
……え?
らて
……
そう言われた時私は焼きそばパンを頬張っていた。

慌てて焼きそばパンを飲み込む。
 菜那
……無理に笑う?
 菜那
何言ってるのさ!いつも笑ってるのは本当に面白いから笑ってるだけなのに
らて
……
 菜那
あ〜…焼きそばパン美味しいな……
私は気を紛らわすように焼きそばパンに思いっきりかぶりついた。



誤魔化そうとしてもらての表情はずっと変わらない。

 菜那
(あれ……もしかしてやらかした?)


頸動脈を切られたような感覚からか、身体中から変な汗が出てくる。嫌な予感がする。
らて
……嘘だよね
らて
いつも笑ってるのも演技なんでしょ?
 菜那
……え
 菜那
な…何を言って……



………おかしい


笑顔になれない。頬の筋肉が引き締まっている。

 菜那
……
言葉に……詰まった…?


嘘だ。これまでどんな想定外な事をされようと、言葉巧みな話術で皆をあざむいてきたのに?




言葉が……出てこない。







とうとう出会ってしまったのかもしれない。

仮面の下を透視できる力を持った刺客に。




らて
……図星か
 菜那
いや…ちが……
らて
じゃあなんで何も反論しないの?

 菜那
…それ……は…
らて
……ふーん
らて
…菜那の素顔が見えた
 菜那
えっ?!
やっぱり…透視能力の持ち主?
らて
本当は笑いたくない
らて
生きていく上で笑う事は必要不可欠だから、仕方なく笑ってる。そんな気がする
 菜那
………
この世界にはとんでもない人がいる。

あらためてそう自覚した瞬間だった。この人にあったのが運の尽きだったか。
 菜那
…あーあ、ついに出会っちゃったか
らて
……なに?急に。吹っ切れたの?
 菜那
うん。ほんと、すごい吹っ切れた

俺はらてに乾ききった笑みを見せる。
 菜那
…もうどうなってもいいや


改めて思った。










 菜那
………もういいや

前々から感じていてもおかしくないのに。


その時になって、初めて気がついた。




 菜那
……ふふっ


なんとなく女子っぽい笑いが口から零れた。






最初からこうすれば良かったんだ。









らては何かを察したらしいが、もう遅いだろう。
















俺は4階の窓から・・・・・・飛び降りた・・・・・





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