(※前回の続き)
3日目_(第3章)
in食堂
(手紙)
太宰さんがいないなら、僕は生きている意味などない。
先に逝ってしまう事を、お許し下さい。
ピンボンパンポーン
死体が発見されました、数分の自由時間の後学級裁判を開始します。
ゴーゴリside
条野side
そこには、ブルーベリータルトが置かれてあった。
中也side
inダクト
ゴーゴリside
調理場には、切られたベラドンナが置かれていた。
ピンボンパンポーン
学級裁判を始めます。捜索を辞め、ホールに来てください。
学級裁判
全員が瑠愛に投票する、
ル ア さ ん が ク ロ に 決 ま り ま し た 。
お し お き を 開 始 し ま す 。
フ ラ ワ ー ア レ ン ジ メ ン ト
超高校級の? ? ?
姫 川 瑠 愛
彼女は、西洋風の庭園にいた。
瑠愛は花に水をやった、
植物の草やつるが瑠愛の体に巻き付いてくる。
草やつるは、瑠愛の体に次々と突き刺さっていく。
瑠愛の体に巻き付いて育った花は、とても綺麗な_赤色だった。
そうして、一日が終わった。
4日目_
その時、テレビに映像が流れた。
(映像)
映像はそこで途切れた、
in体育館
そこには、手足を鎖で繋がれ…矢で刺されている立原の姿があった。
ピンボンパンポーン
死体が発見されました、数分の自由時間の後に学級裁判を行います。
条野side
(映像)
その後_立原はロープに繋がれていた矢を自分の胸元に突き刺した。
ピンボンパンポーン
学級裁判を行います。捜索を辞め、ホールに来てください。
学級裁判
「黒幕なんだ」
条野と中也は、あの映像を皆に話した。
彼は…事件を推理していった、
私には、その1分1秒が_長く感じられて
皆といた時の思い出が、頭を回って_
とっても苦しくなった。
でも、あのコが言っていた通り
生存者を救うこと、
それが私に出来ること、
皆、躊躇いながらもあなたの下の名前に入れる。
彼女は、自分の髪飾りを彼に手渡して微笑んだ。
あなたの下の名前さ ん と 、 キ カ イ ニ ン ギ ョ ウ さ ん が ク ロ に 決 ま り ま し た 。
お し お き を 開 始 し ま す 。
首 輪 に 繋 が れ た そ の 先 は
超高校級のテロ組織
あなたの名字あなたの下の名前
+機 械 人 形
気が付くと、機械人形と共に赤い絨毯の上にいた。
そして、私と人形は首輪をしていた。
すぐ横で、人形が爆発した。
『首輪の爆発から逃れる為には、出口に向かうしかありません。』
私は一目散に出口を探した。
気がついたら、1番最後の部屋にいた。
『では、この道を貴方に通って貰います。』
そこは、普通の薄暗い道だった。
すると横から、
いきなり回転ノコギリが出てきた、
私は、痛みを忘れ_ひたすらに歩いた。
下から針が出てきた、
私はそこを歩いた、
その時、
「あなたの下の名前ちゃん?」
目の前に_ゴーゴリがいた、
でも、そこに彼はいなかった。
目の前にいたと思った彼は、回転ノコギリだった。
私は首を切られた。
嗚呼、彼に抱いていた感情がようやく言える__
ゴーゴリside
私は、たくさん声をあげて泣いた。
好きな人が、私の大事な人が_
死んでしまったから。
もし…願いが叶うのなら、
もう一度_あの子の隣で、
笑わせて。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。