俺は走っていた。
緑色に広がるコートの上を一つのボール目掛けて。
よし!これが決まれば勝ちだぁーーー!あああ''あ''!?
……いってぇ、、、何が起きた?
俺は何も理解できず、そのまま目を閉じた。
目が覚めると、そこは、
俺はベッドの上にいた。
カーテンの間からゾロゾロと人が入ってくる。
顔を見せたのは俺と同じサッカー部の
黒羽麻璃央、荒牧慶彦、鈴木拡樹、だった。
3人が安心したのも束の間、
少し遅れて来た 崎山つばさ にそう言われる。
彼も同じサッカー部のメンバーだ。
衝撃的な事実に言葉を詰まらせていると、
そう言って入って来たのは、白衣を着たいかにも医者っぽい人。ぽいではなく、医者なのだが。
俺はお医者様の声がほとんど聞こえていなかった。



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!