🔞🔞🔞閲覧注意🔞🔞🔞
ヤッてるシーン頑張って書きました(((((((消
くしゃくしゃと、髪を乱暴に掻く。
くしゃ、と紙も同時に 潰し、ぽいっと放り投げる。
例の調査が、全く進まない…………。
手がかりの一つすら、あの現場には全く無かった。
もうこれで徹夜は4日目だ、これ以上寝なかったら死ぬかも……。
どれだけ上手く隠したんだ、犯人め…………。
何か犯人のボロは…………。
手元に来た コーヒーを受け取って、一口啜る。
――ん?
俺、コーヒーなんて頼んだっけ……
てか俺以外、事務所にいるわけ無―――
ぶーっと、コーヒーを吹き出して、はっとする。
目の前の人物、ガイヤがニコッと笑って トレーを下げる。
くすっと笑うこいつに、コーヒーをぶっかけたい……
ただでさえ 疲れているのに、こいつのせいで疲労が溜まる……
はぁ……とため息をついて、再度 頭をくしゃくしゃと掻く。
俺の異変に気づいたのか、ガイヤがキョトンとして 俺の顔を覗き込む。
こいつの声が、いつもより脳に響く。
ガンガンと、痛む脳を抑えて、声を絞り出す。
机に突っ伏して、ぐでっと気力が 抜けた様子でいると、
ガイヤが 数秒間黙って、おずっと問いかけてくる。
俯いたまま言うと、そいつが黙り込む。
やっと静かになった……
と、思えば。
足音が、俺の背後に回り込む。
?……と気づいた時には遅く、耳元で何か囁かれる。
ぴくっと反応したが、そのまま俯いたまま。
からかい混じりの その言葉に――
ぷっつんと、理性と怒りの 糸が音もなく千切れた。
イラッとして、顔を上げ 相手の胸ぐらを掴む。
ぐいっと自分の側に引っ張り、息がかかる近くまで寄せる。
眉をひそめ 口角を上げて、煽るように そいつに言う。
頭が回らない状態で、はっと鼻で笑う。
突然 笑いだしてきたかと思えば、俺の両手首を掴み、
ぐっと上に向かって伸ばし、身動きが取れないようにされた。
上げられた手首に、目線を上げると、
ガイヤが首元まで来て、ぼそっと呟く。
そう言って、伏した 鋭い目を向けてきて――
ああ、くそ。
頭が痛い。
✽
ガタッとデスクが動き、デスクの上の物が落ちる。
本が、ファイルが、資料が――次々と落ちる。
片付けるの大変だったのに……
――でも、もうどうでも良かった。
疲れて回らない脳内は、快楽しか残っていなかった。
必死で声を抑える俺に、話しかけてくる。
反論しようとすると、更に突いてくる。
チカチカと、視界がぼやける。
悔しい――こんなやつに……でも、信じられないくらいに、
恨めしいほどに、全身が 快楽を欲している。
立てた爪が、相手の背中に ぐっと食い込む。
熱い――けど、もっと欲しい―――
もっとドロドロに溶かして欲しい――
思わず声に出て、はっとして赤くなる。
ははっ……と意味深に笑って、そいつが口角を上げる。
その瞬間、足りなかった物が、一番奥まで突いてきた。
秒拍子が、激しく、止まらずに動く。
その日はずっと、彼に欲望を注がれ続けた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。