巨大な装置が並ぶ地下施設。
そこには、黒月が作り上げた「狐神の力を集める装置」があった。
黒月はゆっくり歩いてくる。
黒月は少し驚いた顔をした。
装置が動き出す。
ゴゴゴゴ……
黒い光が施設全体を包む。
ねこばは走り出す。
しかし、黒月の前に巨大な影が現れる。
黒い狐のような姿をした存在。
白い光と黒い闇がぶつかる。
施設が大きく揺れる。
狐神の声が響く。
ねこばは目を閉じる。
父親の笑顔。
海斗との約束。
そして、今まで出会った人たち。
ねこばの光が強くなる。
白い狐の姿が、ねこばの背後に現れる。
黒い狐の影が崩れていく。
黒月は静かにうつむいた。
その時。
海斗が黒月へ近づく。
黒月は何も答えなかった。
しかし、その表情には迷いがあった。
突然、施設の警報が鳴る。
ねこばは空を見る。
黒い月の紋章が、再び浮かび上がる。
海斗は前を見る。
狐神の少女と、元政府の尋問師。
二人の最後の戦いが始まる。









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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!