第4話

第3話『なんで気づいてくれないの? side:葵』
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2024/04/03 11:04 更新
〜2日、金曜日、教室〜
_葵@あおい_
あおい
…………。
_葵@あおい_
あおい
(あーっ。叶恋、なんで私の気持ちに気づかないのかなぁ…。)
_叶恋@かこ_
叶恋かこ
ねぇ、葵。
_葵@あおい_
あおい
…。
_葵@あおい_
あおい
あっ、叶恋っ。ど、どうしたの…?
_叶恋@かこ_
叶恋かこ
いや、“どうしたの?”って、葵の方がどうしたの?
_葵@あおい_
あおい
えっ?
_叶恋@かこ_
叶恋かこ
なんかいつもと様子が違うなぁって。
_葵@あおい_
あおい
………そっ、そんなことないよぉ〜っ!
_叶恋@かこ_
叶恋かこ
ふーん。ならいいけど。
_葵@あおい_
あおい
う、うん、!
_葵@あおい_
あおい
(気づいて欲しいのってそこじゃないんだよ…!叶恋は鈍感だなぁ……。)
私が叶恋のことを『好き』ということを叶恋には気づいてもらいたい。けど、全く気づいてもらえない。
柊さんのことが好きって言ってたから、一応応援とかはしてるけど正直柊さんが羨ましい。
中学生の頃も同じ学校で仲がよかった私より、高校に入ってクラスメイトになった柊さんを叶恋は好きになったんだから。
……叶恋ってほんと、鈍感なんだよなぁ。
鈍感なとこも可愛いけど、そろそろ気づいて欲しい。
_葵@あおい_
あおい
(……一応LINEで言ってみるか…。)
〜帰宅中〜
_葵@あおい_
あおい
……私と叶恋は中学一年生の頃からの仲だったのに……。
_葵@あおい_
あおい
でも叶恋が私より柊さんを好きになったんだから、しょうがない… よね…。
独りで寂しく呟く。「叶恋と柊さんが付き合えるようにしたい」という想いよりも、「叶恋と付き合いたい」という想いの方が勝って自分でその考えを心の中で少し否定しながら。
_葵@あおい_
あおい
あっ。
叶恋のことを考えていると、家に着いた。自分の部屋で1回LINEで言ってみよう。
〜葵の部屋〜
ねぇ、叶恋……。
既読
叶恋
ん、どーした?
私さ…叶恋のこと、好きなの…。
既読
叶恋
ん?あぁ、ありがと!
__えっ?
叶恋、恋愛対象として好きって意味だよ?
ほんっと、叶恋はどこまで鈍感なんだ……。
_葵@あおい_
あおい
…まぁ、叶恋は柊さんのことが好きなんだし、私もそれを応援してんだから告るのがダメだった…よね。あはは。
_葵@あおい_
あおい
(……付き合いたいけど…しょうがない、叶恋は柊さんのことが好きだし…。)
_葵@あおい_
あおい
明日…か。
告白、上手くいくといいね。叶恋。
私は自分の部屋で独りで呟いた。

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