お昼は買ってきたサンドイッチを食べることに
気を遣ってくれたのかもしれない
水回りの掃除をさっとしてから
グループチャットを開いた
ジェシー
デート終わってこれからあなたとお昼寝❤️北斗の帰宅を待ってまーす❤️
北斗
これから帰る、カレーの材料買ってきます
あなた
私も買い物一緒に行くから駅で待ち合わせましょう
北斗
じゃあ1時間後に駅で
了解、のスタンプを押して
40分のタイマーをかけて
ジェシーの待つ部屋に入る
ジェシーのとなりに入り込むと
ジェシーが抱きしめてきた
ジェシーに背を向けると
ギュッと抱きしめられた
ジェシーが股間を擦り付けてきた
ゲラゲラ笑って疲れて寝ていたらしく
気づけばアラームが鳴った
…呆れるけど馬鹿馬鹿しくて笑っちゃう。
…ようやくジェシーの腕から解放された
転がってジェシーの顔を見ると
犬みたいに見えてしまった
上体を起こして近づき
ジェシーの頭をなでなでしてみた
あっさり寝た…
髪を整えて駅へ向かう支度をする
あなた
昼寝してていま起きた…ギリギリになっちゃった…
慎太郎
明日カレー食べるの楽しみにしてますわ!
大我
あんまり辛くしないで(>_<)
北斗
まだ電車、そろそろ着くから待ってる、焦らなくていいから👌
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!