昼はいつも屋上にいる。誰も来やんから。
そのまま午後をサボるというのが日課になっていた。今日も1人でギターを弾くと思ってたのに
ギィィィ
古びたドアが開く音がした。反射的にそちらを向くと
と、幸せそうに背伸びをする女子。
あの子確か………
思わず声が出た
そう言ってドアに手をかける
なぜか彼女の界さんの腕を掴んでいた
俺は急いで紙とペンを取り出す
文字に表しても素っ気ない。
でも伝えたかった。
あっ、でも私の事空気とでも思ってね。
って後から付け足した界さん
内側から優しさが溢れている。この子は目が暖かい。俺の見た目も気にしてなさそうだし、俺が喋ってない事に関しても嫌な顔ひとつしない。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。