こんな毎日が___続くってこんなにも残酷なんだな。
辛い。もう学校に行きたくない。
というかもう全てどうでもいい___
もう一度、この人生を直せたらなら___
今日は大雨のようだ。
道路は車が並んで雫で濡れている。
だが車は何も気にしないようだ。
歩道橋の上に立つ私を___
雨に打たれる。
雫が私の髪や服におちる___
寒い。冷たい。
でもこんな世の中。もうすぐ消えるんだから。
そう落ちようとした時___
ブーブー(着信音)
そのまま飛び込もうとした。
だけとその音には何故か反応できた。
そう言いかけスマホを取ろうとした時___
光が私の周りを囲んだ。
眩しくて目を閉じた。
次の瞬間、目を開けようとした時___
私は真っ暗で広く体育館のような場所にいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。