私は この 佐藤景瑚 という先輩が嫌い
入学式で 一目惚れした と告白してきてから
ずっと こうして 近付いてくる
別に 好きな人が居る訳では無いけど
普通に怖い
傘がザーザー降りな雨模様
そんな日に傘を忘れて
親友の拓実も持っていない 絶望的状況
拓実は家がすぐだから パーカーを被って
走って帰ってしまったし どうしたらいいものか…
先輩の事だから相合傘しよ とか
言ってくると予想していたら
折りたたみを私に渡してくる先輩
先輩は パーカーを被って
さらに強くなった雨の中へ向かおうとしていた
嬉しそうに笑ってキャメル色の傘を開いて
相合傘をしながら 駅へ向かった














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。