第6話

🥂05.
199
2026/04/08 07:00 更新









   fwside














   幼少期の頃から、全てに関して
   興味を持てなかった。



   趣味も、仲のいい友人も、






   必要だと思わなかった。



   作ろうとも思わなかった。














   あなたと初めて会ったのは、
   あなたが隣の家に引っ越してきて、
   その挨拶回りをしにうちに来た時。









あなた
 は、はじめ、まして。 
あなた
 わたしのなまえ、あなたっていうんだ。 
幼少期
 よろしくね…! 









   物語に出てきそうな文言で
   自己紹介をした彼女は、




   ゆっくりと口角を上げ、
   花のような笑みを浮かべて、
   こちらに小さな手を差し出してきた。







幼少期fw
 よろしくな! 








   幼いながらに、彼女に向けて偽りの
   笑みを浮かべたのを覚えている。




   正直なところ、隣に同い年の子が
   来たことなどどうでもよかった。






   一刻も早くこの立ち話を切り上げ、
   家に入りたいと思っていた。







   関わるつもりなんて更々なかった。













   だが、親が何かと仲良くなり、
   偶然、小、中、高が同じ所だった。






   一緒にいる長さ的には幼馴染と呼べる
   関係だが、特に話すことはなく、
   それ以上もそれ以下も無い。









   たまたま会った時に軽く話す程度で、
   必要のない肩書き幼馴染という言葉だけが一人歩きしている。



















   今も昔も変わらない、
   臆病で怖がりの幼馴染、
















   ____のはずだった。

プリ小説オーディオドラマ