第9話

バッドエンド
26
2024/03/03 11:05
あぁまた頭が痛くなる。どうして…どうして!!

龍弥「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああああ」

イザナ「りゅ、み?」

龍弥「なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで??どうしてマイキーは私からものを奪うの!蘭も竜胆も鶴蝶もムーチョもモッチーも獅音もイザナも!どうして皆を奪うの!」

マイキー「奪ってなんか…」

龍弥「どうして…皆を負かすの?私の期待に答えさせないの?」

マイキー「何言って…」

龍弥「うるさい!!私が…私が!てめぇをぶっ殺してやるよ!」

マイキー「…いいよ。ぶっ殺してみろ!」

鶴蝶「やめろ龍弥」

龍弥「あ?」

イザナ「なんで止めるんだ。」

鶴蝶「もう天竺の負けだろ?」

ボコッ 

鶴蝶「ウグッ」

龍弥「いいや負けじゃない。私がいる限り負けないの。」

そう言って私は背を向ける。

鶴蝶「おい!」

龍弥「さっき言ったよね。下僕は下僕らしくって。これ以上逆らうなら鶴蝶でも容赦なく殺すよ?」

鶴蝶「ッッッ」

龍弥「わかったら下がって見とけ。…マイキー。私はてめぇが心の底からきらいだ。だから、ここでてめぇを殺すいいな?」

マイキー「俺様は無敵のマイキーだ!負けるわけねぇだろ?」

そこから殴り合いが始まった。だけど、もろに攻撃を受けているか、一発も受けてないかの2択で圧倒的な差だった。
もちろん先にDownしたのは前者に該当している

マイキー「うっっくっそ」

マイキーだった。

ドラケン「まじかよあいつ。」

タケミッチ「マイキーくんが手加減してるんじゃないですか??」

ドラケン「してねぇよあれは。」

タケミッチ「じゃあ…」

ドラケン「そうだな。東卍にいた間手加減してたってわけだ。」

イザナ「りゅみ…ありがとう」

龍弥「マイキーはもう意識ない。ここからはイザナの番。」

マイキー「意識が、ない、だと…ハァハァハァたった5発受けただけだぞ」

イザナ「りゅみ…りゅみが殺れ。」

龍弥「どうして…」

イザナ「こいつはそれを望んでいるだろうからな(笑)さぁ殺れ」

鶴蝶「龍弥!イザナ!もうやめろ…!」

私達にはそんな声も聞こえていない。

マイキー「かかってこいよ…りゅな」

龍弥「私は龍弥だ!ボコッ」







その後私はマイキーを殴り殺し、代理の犯人をつくりあげるためにイザナと私で稀咲を追いかけ事故死させた。
ドラケンがトップとなった東卍は天竺の下につくことに決めその戦いは終わったと誰もが思っていた。一人を除いては。





天竺の幹部は疲れ果て座っていた。みんなでこれからのことを話していた。警察は稀咲の方に行っているからかこっちには来ない。
その時だった。ある人物がイザナのもとに近づく。そして

グサッ

日本刀がイザナの体を貫通する。

イザナ「グハッ」

そして血を吐く。

春千代「俺の王を殺したんだ。許さない!」

次は私の方にやってくる。が、私はイザナに釘付けで気付かない。

龍弥「イザ、ナ?グハッウッッ」

私も刺された。

イザナ「て、めぇ、りゅみ、ま、で!!」

イザナは刺された体で春千代に立ち向かう。

ムーチョ「イザナ!」

それをムーチョがとめる。

ムーチョ「イザナ!お前は休んどけ。俺が春千代を天竺に入れたんだ…俺が責任持って、春千代に天罰を下す!」

それを聞いたイザナはその場に倒れる。私は急いでイザナのもとへ行くが、私もそこで力尽きで倒れてしまう。一気に周りが騒がしくなる。

タケミッチ「龍弥さん!!」

(笑)イザナも心配してよ…

ドラケン「おい!お前ら」

君は2人を心配してくれるんだね。
周りはパニック状態。この会場から逃げ出すやつもいた。
ムーチョは私達が倒れたことに気付いてないのか春千代のもとへ向かう。春千代はがたがた震え何やらつぶやいている。
春千代「おれは悪くない。マイキーを殺したのが悪いんだ!俺は俺は王のかたきを討ったんだ!そうだ!ハハハ俺はあっている間違ってなんかない。俺は悪くない悪くない悪くない悪くない…

ムーチョ「イザナと龍弥を刺したんだ。分かるよな春千代」

そう言ってムーチョは刀を取り上げる。もう大丈夫そうだ。

あぁ眠たくなってきた…。横を向くとイザナもこっちを向いた。そして私達は抱擁し、泣いた。

龍弥「なん、でなんだろう、イザナ。私達はどれだけ、奪われなきゃ、いけ、ないんだろう、ね(泣)」

イザナ「そう、だな。俺等は奪わ、れてばっかり、だ。神、も仏もいねぇんだろう、な、この世に。」

龍弥「ハァハァもう、限界…かな」

イザナ「ハァ俺もだ、な。苦しい、人生だった。はじめか、ら最期ま、で(笑)りゅみ…ありがと。大好き」

そう言ってイザナの呼吸は止まった。

龍弥「私も…いく、よ。ありがと、う、大好き…。みんなも、ね?」

蘭たちのいる方に向かって笑う。そしてイザナと同じように呼吸が止まる。

蘭「なんだかんだ、お前らには憧れてたんだ。」

鶴蝶「今までお疲れ様。安らかに眠れ。イザナ、龍弥」

蘭は目を開けたまま息を引き取った、2人の目を閉じたのと同時に後に関東事変と呼ばれるこの抗争は天竺勝利で幕を閉じた。

死者↓
佐野エマ
佐野マイキー
黒川イザナ
紫藤龍弥
稀咲鉄太

逮捕者↓
 0
稀咲と半間が犯人手配されたが。稀咲はすでに死亡、そして半間は稀咲の墓の前で死んでいるのが確認された。薬物による自殺だったらしい。そのため、逮捕された者はいない。


天竺幹部はというと…

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