学校が始まった。俺のクラスは1ーB。友達はというと…
とか
などと、話しかけられては気まずくなってしまうのだ。
なんでかは知らない。だって俺、ほんとのこと言っただけだし。
あ“あ”あ“あ“あ”、マッジでほんとに愛想悪いよね!?
でもさ、営業スマイルはできても、こう言うのは無理なんだって!!!
と思ってるうちにスマホが音を鳴らした。
ピロン
確認すると、そこには『深澤辰哉』の文字。
慌ててラインを開いて見てみると、
ふっかさんの優しさに溢れたメッセージ。
こう言うの見ると、「アイドル」としてじゃなくて、一人の「人間」として接してる感じがする。
慌てて、文字を打つ。
俺がそう送ると、すぐに既読がつき、返信が来た。
このちょっとのやり取りを終えると、俺は上を向いた。
でも、俺は上っ面だけだ。ファンってことも、全部、全部隠して。
自分の利益のためにいる。
だから決めた。
いつも通り、上っ面を守って、仕事をする!
そこに推しとか、好きとか、ファンとか、そう言う気持ちはいらないから!
全然大丈夫!
俺強い!卑怯じゃない!
ホントはちょっとだけ辛いけど、でも仕事だし!
ピーンポーン
学校が終わって、あの人たちの家に尋ねに行くと、すぐにインターホンから声が聞こえた
1日ぶりの、推しの声。いや、正確には1日も経ってないけど
今日動画見てたし))
ガチャ
開けて入って見ると、ジュワッという音が聞こえた。
ん?何かを揚げる音?香ばしい匂いが鼻を掠めるけど…これは、焦げてる…?
慌ててキッチンに向かうと、そこには慌てた二人。
近くにはあげようと思っていたであろうもの。
あわあわしている(かわいい)二人をリビングの方にやる。
うっわあ…めっちゃ油が溢れてる…
跳ねてるし。絶対熱いじゃん
思わず深すぎるため息をついて俺はキッチンの鍋に向かった。
もちろんエプロンは装着済み。
流石に危ないからね。
とりあえず、火を消して…と。
こっからは余熱冷めるまで待たなきゃな
何事もなく治ったと思うじゃん?
実はね、消すときに首筋に飛んじゃったんだよね
まじ熱い。
しかも場所がさ、服でちょうど隠れそうなの。
だる。
怯えた声で入ってきたのは阿部ちゃん。
多分あの音が少しおさまったからだろう。
ひょこっと顔が出てるの可愛い。
ちょと怖い、と言う感じに怯えてるのも可愛いことで
うお、後ろからしょっぴー!
かわいいな。キュンとしちゃうぜ。
あべなべかあ〜。尊き✨
肩、肩…?
彼女いない歴=年齢の子の俺がキスマ?
あ〜…さっきの火傷かよ
ちょうどそこだったのね、だる
コロッケって……まじか。
推しと…推しと…クッキング!?!?!?!?
こ、こ、こ、これは、私情じゃ……ない、、はず、、、
この後みんなの分作ってプレゼントしたとかさ…













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。