第2話

永遠に変わらない友情
15
2025/11/10 09:00 更新
結綺
ねぇ、遥。
ん、何?結綺ちゃん。
午前7時20分、まだ二人しかいない教室。
結綺
私たち、ずっと親友だよね?
なに当たり前のこと聞いてるの?
ずっと親友に決まってるよ。
結綺
そっか、よかった!
突然どうしたの?結綺ちゃん。
結綺
いやぁ、再来年 私たち大学生じゃん?
目指す進路違うし、別々になっちゃうから
心配でさぁ〜。
なんだ、そんなことだったんだ。
結綺
そんなことって私は真剣なんだよ!?
ごめんごめん。
でも……
私も結綺ちゃんと離れるの嫌だな。
友達として、遥に心から愛されていると理解した
結綺は歓喜の悲鳴を上げる。
結綺
遥ぁああ!
私は嬉しいよぉおおお!!
そんなに嬉しいの?
でも結綺ちゃんが喜んでくれて
よかったよ。




午前7時30分。まだまだ始業時間は来ない。
そのとき教室の扉が開く。
女子
あれ、二人とも朝早いね。
結綺
おはよー、今日は早起きしちゃって
暇だったから学校来ちゃった!
私はいつも同じ時間に起きてるけどね。
結綺
いいなぁ、早起きできるの羨ましい。
女子
遥ちゃんっていつも何時起きなの?
私は毎朝5時30分に起きてるよ。
女子
5時30分!?早いね!
どうしてそんなに早起きなの?
家、お父さんが早起きだから。
みんなその時間に起きちゃうんだ。
結綺
家なんてみんな遅いからさぁ。
先週は遅刻しそうになったよ。
女子
あははっ、確かにあれは遅すぎるよ
結綺ちゃん。
結綺
滑り込みセーフだったからねぇ〜……。
よかったね、ギリギリ間に合って。
−ガラガラ−
再び教室の扉が開く。
男子
おっ、お前ら早いじゃん。
女子
おはよー。
男子
おう、おはよう。
男子
特に結綺なんていつも遅いのに
どうしたんだ?
今日はひょうでも降りそうだな。
結綺
ちょっと失礼すぎじゃない!?
男子
悪い悪い。
結綺
今日はたまたま早起きしただけだから!
男子
あっそう。
男子は興味なさそうに返事する。
結綺
自分から聞いておいて
その反応はないでしょぉ……。
結綺ちゃん、落ち着いて。
今日は結綺ちゃんの好きな
玉子焼きをお弁当に入れたから。
結綺
えぇ〜!?やったぁ〜!!
結綺
お礼に私のお弁当のハンバーグ
食べていいから!
ありがとね、結綺ちゃん。
女子
なんか知らないところで
交渉成立してたわ。
午前7時50分。段々人が増えてきた。
あっ、そういえば結綺ちゃん。
今日、漢字テストあるらしいよ?
結綺
漢字テスト!?
ヤバいヤバい!復習しないと!
漢字テストってノー勉でも
満点取れない?
自分の頭が良いことを自覚していない遥。
そのため、決して頭が良いマウントを取っている
わけではないのだ……。
結綺
遥にできても私には無理なんだって!
結綺
ヤバいヤバい!
結綺
範囲何ページだっけ!?
範囲どこだっけ、確認してなかったや。
えーっと……
遥は漢字テストの範囲表を見る。
36、37ページだよ。
結綺
ありがと遥!
結綺
えっと、えっと……!
およそ20分集中して漢字の勉強をする結綺。
結綺
よし!これで私は満点だ!
すっかり自信満々になった。
結綺
もしかしたら遥と同じく満点
取れちゃうかも!?




そして、テスト開始の時間となり……
先生
それでは、漢字テスト開始です。
問題を解き始めるが…………
結綺
…………。









結綺
(あれ、あの漢字なんだっけ!?)
結綺
(ヤバいヤバい!記憶が飛んだ!)
結綺
(えっと、えっと…………!)









そして、ほとんど何もできないままテストを終える。




結綺ちゃん、テストどうだった?
結綺
えっと〜、多分〜、0点☆
結綺ちゃん……
今度は私と一緒にちゃんと勉強しようね。
結綺
よろしくお願いします……。









そして、結綺に返却された漢字テストは……
結綺
(泣)
20点満点中、5点でした☆

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