※モブが出てきます。ジェルくんの高校の同級生設定。名前は岩井冬馬(いわい とうま)です。
・別シリーズのチャンビン愛され短編集にあげた話をすとぷりバージョンにしたものなので、両方みてくださってる方はすいません(;_;)
【紫視点】
今日はテレビの取材で1人ずつインタビューが行われている。そのすきに俺は話を繰り出した。
やっぱり全員分かっている。
そう、俺たちが楽しみにしているのは1週間後に控える特大イベント、バレンタイン。
バレンタインは本来、女子から男子に渡すものだが俺たちはそれが楽しみな訳じゃない。
俺らと同じメンバーであり恋人の...ジェルくんからのチョコレートを待ち望んでるんだ!!!
俺たちとジェルくんは二ヶ月前にようやく思いが通じ合い、お付き合いを始めた。だからこそ余計にチョコレートを期待してしまうのだ!
ジェルくんはそう言いながら足早に去っていった。最近はいつもこうだ...用事を言い訳にしてみんなよりも少し早く帰っている。何かあったのか...?
ジェル君が浮気...信じたくは無いけどそれなら辻褄が合う。帰るのが早いのも、誘いを断るのも...
さっきの盛り上がった空気とはうってかわり重い沈黙が流れる。
俺のつぶやきは誰にも届かず沈黙へと溶けて行った。
【橙視点】
仕事が終わった俺はある場所へと向かった。それは...
俺の高校の同級生、冬馬の所だ。
なんで同級生に会っているのかと言うと、何で同級生に会いに来てるのかと言うと、1週間後に控えるバレンタイン。そこで俺はメンバー兼恋人の5人に、手作りチョコをプレゼントしたいからや!
でもいざ作ろうとすると問題が...俺は料理をほとんどしたことがない。そんな俺がチョコを作るなんて出来るわけが無い...
だから俺はパティシエになった冬馬の元へやってきた。チョコ作りを教えてもらうために通い始めて何だかんだ1週間はたっている。残り1週間...本当に出来るんかな...
それからも俺はずっと通い続けた。メンバーは早く帰る俺を不審に思っている様子だったが、何とか理由を付け帰り続けた1週間...遂に...
良かった...何とかギリギリで美味しいチョコができた...みんな喜んでくれるかな?
【紫視点】
ついにバレンタイン当日...俺たちの気分は最悪だった。
1週間前の会話。あの時でた浮気という単語が頭に残り続けていたからだ。
だからチョコを貰えるかどうか以前に別れを切り出されないか心配でたまらない...
ここ2週間...それはジェルくんがおかしな行動をし始めた頃にピッタリ当てはまる...
パティシエ直伝ジェルくん特製のチョコレートを食べたあと、別のデザートを全員で頂いた話はまた別の機会で.....
end.
今日はバレンタインですね〜!
皆さんはチョコもらえましたか?私はあげる側なんですけどね。今年は、くま&パンダのクッキーとクランチチョコを作りました。パンダ少し焦げたw
画像載せときます。初めてにしては上手くできた!写真撮る才能無いですね。すいません(´・ω・`)
↓↓↓
私達非リアにとってバレンタインは地獄のイベントですがみなさん楽しみましょう!
あと、今までこっちの小説放置してすいませんでした〜!ネタが無かったんです...
これからはもっと頑張ります!(とは言いつつ受験始まるから無理かも...)
では皆さんまた会いましょう!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。