ブーブー
ピクッ
この感じ、、、まさか
嫌だ、、あの時みたいに、、俺は、俺は!!
ドガっ
ガチャ
ガサガサ
チューズズッ
スッ
これは、、、強力だなっ、、、
スッ
なにやらわからぬが相手は正気ではない
だが
俺が逃げれば兄さん達に狙いを定めるかもしれん
俺は夜が苦手だからなぁ、、、
スッ
ブシャッッ
シューーーーーーーー
傷が治っている、、、?
まさか傷を再生させる能力があるのか、、、?
とにかく陽が出ていれば
俺の力も元に戻る、、、
コレはなんとか陽が出るまで粘るしかないか、、、
ドガッ!!!!
ザァッ
ドガッ!?
マズイな、、、
身体が動かない、、、
かれこれ数時間闘い続けてる、、、
もう限界か、、、
ここまでか、、、
兄さんたちからは随分離れた
あとは父さんが守ってくれるはずだ
俺がここで死んでも問題は、、、
ポチャ
?
戦っている、、、のか、、、?
自分の中で、、、暴走する自分を抑え込もうと、、
俺を傷つけまいと、、、
俺はこれでいいのか?
コイツは必死に傷つけないように戦ってるのに!!
諦めるな!!
諦めても死ぬときは死ぬ!!
だが!!俺は俺が諦める事を許さん!!
ドガッ
ドガッ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!