第8話

第二幕 白銀従者の黒月
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2025/03/27 17:39 更新
パイモン
パイモン
それにしても、オイラ達。此処に来てから、色んな事があったよな!
空
うん、そうだね。遥華に稲妻の話を聞かせたかったな。
旅人達は稲妻の旅が終わった後、璃月に訪れていた。すると、大人達はそわそわと言い始める。
大人
なぁなぁ、聞いたか?旅館近くで、白い髪で眼鏡を付けた少女がこの地を守っているらしいぜ!
大人
岩王帝君のあの護法夜叉に出てくる…あの従者だよな?
大人
その一人が見たんだが…白銀従者の回りに黒い月が見えていたって話だぜ…。
大人
く、黒い月?
タッタッタッ…
遥華
遥華
…こんにちは。何の話ですか?
大人
あっ、仙人の従者様…!
遥華
遥華
…その名前を言うんではない。消えたいか?
大人
ひっ…失礼しました!
タッタッタッ!
遥華
遥華
…全く、来るんじゃなかった。…買い出しに行ってからいつもの海を眺めるか
タッタッタッ…
パイモン
パイモン
あれって…遥華だよな?
空
…タルタリヤから聞いたことあるけど、あの2人仲良しじゃないって聞いたけど…前に戦いに来た時は黄金屋が絶対零度に包まれていたんだよね…
パイモン
パイモン
うぅ…あれは殺意の塊よりも超えてたぞ…。
空
…追いかけてみない?遥華の事、もっと知りたいし…。
パイモン
パイモン
そうだなっ!鍾離に聞いてみようぜ!
白銀従者の黒月 第1幕 昔の彼女
パイモン
パイモン
この時間帯は鍾離は何処かに居るはずだ。会ってみようぜ!
鍾離
鍾離
…久しいな、旅人。
空
あっ、鍾離先生。あの…遥華の事を知っていますか?
鍾離
鍾離
遥華の事を知りたいか?知りたいのなら、彼女を知るといい。
空
遥香は海を眺めてくるって言っていたね。
パイモン
パイモン
おうっ!ありがとうな!鍾離!
タッタッタッ!
鍾離
鍾離
…遥香の事は遥華自身に話しておくべきだ。例え…元ファデュイだとしてもだ。
タッタッタッ…
遥華
遥華
…。
空
あ…遥華
遥華
遥華
旅人…何の用?
空
遥華は最近の噂で気にしているの?
遥華
遥華
…さぁね。私の事を知りたいんなら、公子でも…いや…あいつは駄目だ。
空
…タルタリヤは何回も遥華の事は気にしてるけど…?
遥華
遥華
…ったく、あーもう。正直に過去を話せばいいんだろ?
空
一つ質問して良い?
遥華
遥華
良いけど?
空
前の時に殺意は出ていたの?
遥華
遥華
嗚呼…あいつの事は関係ないが…執行官のあいつが嫌いなんだ。悪趣味も悪い、人体実験、サイコパス…そう言いたいね。
空
うわっ…想像してたより…怖い…
パイモン
パイモン
よく、そういう事言えたな!
遥華
遥華
…あいつの悪趣味が私の人格に支障して来たからな…。今は眼鏡で暴走と性格を変わらないようにしている。
パイモン
パイモン
その眼鏡って…白朮に似てないか?
空
確かに…似てるかも。
遥華
遥華
白朮先生の事?白朮先生は私が此処に来た時に寄り添ってくれた人かな…その後は仙人様のお陰で外に出れるようになったんだけどね。
パイモン
パイモン
今でも、契約は守っているのか?
遥華
遥華
嗚呼、魈様の仙人の従者を務めているよ。外交に出る際は鍾離様の許可で行く様にしている
空
遥華にとっては…此処が大切な場所なの?
遥華
遥華
嗚呼…執行官に育てられ、離れて此処に来て良かったと思っているよ。でも…
空
でも?
遥華
遥華
…未だに昔の事を思い出したくない。話したくないのに…話すと怖いんだ。
パイモン
パイモン
怖い…のか?
遥華
遥華
嗚呼…
一瞬殺意を出し、槍を投げる。
遥華
遥華
旅人と話してる時間を邪魔すんな。公子
タルタリヤ
タルタリヤ
やぁ、相棒と話してるのが珍しくてね。俺も参加してもいいかい?
遥華
遥華
だが断る。
パイモン
パイモン
おい!お前ら…そこで喧嘩すんなよ!
遥華
遥華
ちっ…
面倒くさい…!
遥華
遥華
っ…!
不味い…!
空
遥華…?
遥華
遥華
つっぬ…旅人!一旦、我を叩いてくれ!
空
えっ!?
遥華
遥華
いいから!叩いてくれ!思い出したくないんだ!
空
で…でも…
パイモン
パイモン
うぅ…ごめんよ…遥華…!
バシッ!バタッ…
遥華
遥華
…カクッ
空
遥華…
パイモン
パイモン
…おいらが悪いんだぞ…。
タルタリヤ
タルタリヤ
…相棒とおチビちゃんが悪いわけじゃないよ。ただ…遥華ちゃんの中に居る力が出てしまったんだ。
空
…どういう事?
タルタリヤ
タルタリヤ
詳しく言うと、遥華ちゃんの身体の仕組みは博士によって体の改造、及び…心臓の改造で体の半分が脆くなってるんだ。摩耗が酷く…たまに遥華ちゃんの人格が時折…暴れているんだ。長年の鍾離先生でも封印が薄くなっていた事で遥華ちゃんが違う自分になっていたんだよ。
パイモン
パイモン
じゃ…このままだったら…
タルタリヤ
タルタリヤ
遥華ちゃんは人形の様に脆くなってしまうだろうね。
空
…何とかならないの?
タルタリヤ
タルタリヤ
…ごめん、俺でも分からないんだ。彼女はもう…人間じゃない事はもう自身でも自覚しているんだ
パイモン
パイモン
そ…そんな…
少しずつでも自分は人間になりたい。
ドールの様な苦しみはもう嫌…いやなの。
遥華
遥華
人間に…普通になりたいよぉ…
空
…遥華。
そっと…温もりを撫で、旅人はこう言った。
空
大丈夫。遥華は俺にとってはちゃんとした人間の女の子だから
遥華
遥華
…そ…っか。
安心して眠るようになっていた。
パイモン
パイモン
少しずつでも、遥華はちゃんとした友達なんだぞ。
空
うん、そうだね。
タルタリヤ
タルタリヤ
「まあ、これでいいか。遥華ちゃんはこれから打ち明ける日が来る日まで、この楽しみは待っておこうかな。」
タッタッタッ…
遥華
遥華
…。
…んあ?
遥華
遥華
またか…
この夢は悪夢と言おう。嫌いな人が出たり…憎しみに殺したい相手の殺意…自分の価値観で人形になった自分…
遥華
遥華
…旅人、また居るの?
空
居るけど、遥華はどうしてファデュイの事が嫌いなの?
遥華
遥華
…元ファデュイなら、当然だ。自分の価値観を相手に押し付けられた時の締め付けは人形に脆い、育ての親はこう言う。人間は脆い、生きる価値は存在自体と…
空
…どういう事?
遥華
遥華
昔を知りたいなら、スメールに行くのがおすすめするわ。でも…
空
でも…?
遥華
遥華
…いや、経験するのは旅人だな。まだ昔の事を話すべきではないが…鍾離様から許可…でも、魈様の事は心配です。
空
…遥華は何故、自分の事を心配しないの?
遥華
遥華
…昔は心配はしました。けど…
あの日から心や感情を無くしてしまっていた頃から自分の体を心配するようになっていなかった。
遥華
遥華
…これで失礼する、仙人様の杏仁豆腐を待たせてしまっている。
タッタッタッ…
遥華
遥華
あの力は…とても要らない。神も人形じゃないのに…
タッタッタッ…
空
遥華…。
パイモン
パイモン
遥華があんな状態は嫌なんだぞ…。魈に相談しょう!
空
うん、でも…遥華とすれ違いになるかもしれない。そこは慎重に向かおう。
タッタッタッ…
遥華
遥華
あの日から私の日々は変わってしまった。


人間だったのに化け物か神様の匹敵な存在


死んでも心は報われない…実験や人体実験は成功産物。


親も殺され…親は執行官の『博士』のみ、私は人生に報われない者だろう…
夜鈴家には年に一度に子供から授かる能力があった。神の目…つまり特別能力者と言う天使能力で…
遥華
遥華
…私は特別遺伝子に過ぎない。
報われない…私が…この世界に救われない日が…
遥華
遥華
…私が私じゃなくなる前に何とかしなくちゃ。
黒月の風は私の存在を否定してくる。



私の邪魔は個人の行動だ、希望なんて見つかるわけがない。


あの日から…失った日から私は『化け物』と呼ばれるようになったんだ。


私が…ファデュイに拾われた孤児の一人で…何もないのに…


友達は…私の命を救って…消えて…っ…!悪いのは…私自身なんだ…!
遥華
遥華
…私は夜叉の従者だ。弱気を出すのはもう…駄目なんだ。

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