結局、あの男の人の声が何なのか、
鍵は一体どこから降ってきたかは
分からないまま、校舎内に入った
ウナクから教えてもらい、
3人で階段を登る
階段を登りながら
話を静かに聞いていた、
その次の瞬間
“ 5 , 6 , 7 , 8 ……! “
階段の頂上ら辺から
拍を数える声と共に、手拍子が聞こえた
その瞬間、私達の足が止まる
一応確認のためそう聞くと
2人は顔を青くした
何で?声は私しか聞こえてないの?
必死に訴えると、
心霊系が苦手なヨンジュンが
と、階段途中の窓から
飛び降りようとしてた
ウナクが咄嗟にヨンジュンを止めるが
ヨンジュンはほぼ半泣き状態
そんな私達に追い打ちをかけるように
ダンッダンッとリズムに合わせて音が聞こえた
ウナクも声を震わせながら聞いてくる
すると、踊り場の方から……
と普通の人の声が聞こえた
まるで友達同士が話しているように
心霊系も別に2人ほど苦手じゃない私は
好奇心に駆られてしまい、
止めるヨンジュンの声を無視して
階段を登っていった
登って行ってみると
窓から差し込む満月の光に照らされた
2つの人影が見える
もう少しだけ進んでみると
そこにはジャージのような服装をした
学生らしき人がいた
そう声をかけた瞬間
2人の男性がパッとこちらを見た
2人と目が合う
そう、合った。
合ったはずなのに、すぐ逸らされてしまった
背の低い方の男性が私を指差す
「 見えるわけない……? 」
あなた達は普通の人間じゃないの?
見えるわけないってどういうこと?
戸惑う私を無視して、
2人はダンスを再開した
勇気を出してもう一度声をかけると
2人とも驚いたようにこちらを見た
背の低い方の男の人が
もう1人の男の人の後ろに隠れる
すると、静かにこちらに近づいてきた
𝐍𝐞𝐱𝐭 ▶︎▶︎

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。