第2話

【ゆあうり】雲色アイスクリーム
5,697
2021/09/07 07:50
ソーダが溶けた青い空

かすれた蝉の声

じりじりとした、蒸し暑い今日。

君は淡い雲色のアイスクリームを食べていた。




_学校帰り_
うり
うり
おっ!ゆあんくんじゃん!!
ゆあんくん
ゆあんくん
うり!!一緒に帰ろうぜ~!!
うり
うり
やばい~~なんなんだよ今日!
暑すぎ、溶けそ~……
溶けそう、なんて、
そんな顔して言うなよ。
今すぐにでも手に入れて、俺の手でどろどろに溶かしてやりたくなる。
うり
うり
くん……あんくん…!!ゆあんくんっ!!


俺はハッとした。ボーっとしてた。



それも、君のせいでね。呑気に俺の名前を呼んでる、この可愛い黒猫のせいで。





ゆあんくん
ゆあんくん
あ!!ごめんごめん!!ボーっとしてた!なに???
うり
うり
大丈夫かぁ??笑笑

アイス食べようぜって言ったんだよ!笑
聞いてなかったからお前の奢りな~!!
俺金無いし~♪
ゆあんくん
ゆあんくん
別に良いけど味は俺が決める!!
うり
うり
お、おお、良いのか笑笑
やったぜ~!!
当然、バニラ味。











君の口で、白いのが溶けていくのを、俺は見たい。その短い舌で、アイスを溶かしていくのを。






ゆあんくん
ゆあんくん
うぃ、バニラ味~~♪
うり
うり
お~うまそ~!!てんきゅ!!
ああ……無理だ…俺の心が、心臓が、持ちそうにない。




ゆあんくん
ゆあんくん
……
うりさ、今日家来ない???
うり
うり
お、いいのか!!お前も俺も一人暮らしだから夜更かし出来ちゃうな!!ゲームぶっ続けで笑笑ぶっ倒れんなよ~??


煽っちゃって。




今夜倒れるのはお前の方だよ。


俺がどんな意図で家に誘ってるかも知らずに。
バカだなぁ
ゆあんくん
ゆあんくん
望むところだ!!
みぇる(ヌシなの)
みぇる(ヌシなの)
                   --------キリトリ線--------

今回はここで切ります( ˇωˇ )

次書くとしたらR18になるかもしれぬ……






そんじゃおつぴち!!!
誤字脱字あるかもなのでご指摘願います( ˇωˇ )

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