そんでもって、あなたは考えてるし…
こんないきなりなやつ、断るに決まってるだろ!!?
いよっしゃぁあああああぁぁ!ざまぁwww
二人の間にはぎこちない空間ができていた。
それを俺らは望んでいた。あなたは俺のものだしね。
と、そこでなんかごついやつがあなたを見ていた。
俺は胸騒ぎを覚える。
不良はあなたの細い腕を掴む。
俺があいつを殴ろうとした途端、
カラ松が飛び出して川田を殴った。
俺は隙をついて不良の手からあなたをもぎ取る。
あなたはキョトンとしてこちらを見ている。
俺はカラ松にかけよる。
川田はカラ松に説教されていて、地べたに正座していた。
半泣きで謝りながら、川田は去っていった。
振り向いたカラ松は、とてつもなく怒っていた。
その怒りを不良に向け、カラ松は飛びかかる。
あちゃー、こりゃすぐにはおさまらねえな
俺ら、6つ子は並んで腰を抜かした不良を見下す。
不良は半泣きで逃げていった。
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場面転換 家
俺らはストーカー行為と誤解されないように、話を誤魔化した。
これで、今回の騒動は丸くおさまった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!