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第1話

遠征に向かった先の惨劇
12
2025/08/28 14:08 更新
「これから君には1ヶ月の遠征に行ってもらう。アストリーたちも行かせるが、少し遅れるから君だけ先に行っててくれ」
斉良(指揮官)
了解しました
「パスポートは持っているな?」
斉良(指揮官)
もちろんです
「ならばよし。では早速向かってくれ」
アヴェリー空港
斉良(指揮官)
まさか予約されてるとは思わなかったな...まあそのおかげで、楽に通過できたしいっか
斉良(指揮官)
えっ~と...俺の乗る飛行機ってこっちだっけ?
探し回して数分後
斉良(指揮官)
あった~.....まさか正反対の方に行ってたとはな...通りで見つからんわけだ
探し回して数分やっとゲートを見つけた
あれってもしかして...!

お前!サイン貰ってこいよ!

パパ!見て!軍人さんがいるよ!
いいかい、あれは英雄なんだよ
斉良(指揮官)
(なんかやけに注目されてるな...)
斉良(指揮官)
すいません、お願いします
そう言ってスタッフにチケットを渡した

お待ちしておりました!オルナー橋の英雄様!
どうぞお入りください!
斉良(指揮官)
あ、ああ。ありがとな
それでは良い旅を!
斉良(指揮官)
....英雄も大変だなぁ...
なぜこんなに英雄と言われるのにはある過去が関係してるんだけどまた今度話そう
斉良(指揮官)
さてさて、久しぶりに飛行機に乗るなぁ。
斉良(指揮官)
俺の席は...ファーストクラス!?おいおい上官、とんでもないことしてくれたなぁ....まあファーストクラスなんてあんまり乗れないしな、堪能させてもらいますか
こうして俺は席を探し座った
斉良(指揮官)
(えっとここか...お!窓際か運がいいな!景色を見てても退屈はしなさそうだな)
喜んでいるとアナウンスが入った

[本日はAW235にご搭乗いただき誠にありがとうございます。この飛行機は間も無く離陸致します。お客様は席に座ってシートベルトをご着用ください]
斉良(指揮官)
そろそろ離陸か、結構ギリギリだったんだな...
機体が揺れ始めた。離陸を始めているのだろう。空気抵抗による振動が翼を伝って機体に響く。
斉良(指揮官)
(いくつになってもこの瞬間は怖いなぁ)
数分後、次第に機体の揺れが収まってきた。

[本機は無事離陸できました。ここから先は席をお立ちになっても構いません。それでは良い空の旅をお楽しみください]
斉良(指揮官)
(さて、無事に離陸できたしだいぶ落ち着いてきたな)
おっと、俺の自己紹介がまだだったな。俺の名は斉良だ。フレッチャー部隊の指揮官を務めている。その中に幾つか部隊がいるがまたの機会に話すよ。
俺は今、オーネスト州に遠征に向かっている最中だ。何故って?それは、そこが戦争の最前線の近くだからだ。なんだって?それはもう援軍だって?まあそれもあるだろうが、それとはまた違う理由がある。
そこの戦線は今、停戦状態にあり、現地の状況を把握するため偵察部隊を派遣することになったんだ。
まあ、表向きは遠征ってことにしてその裏では偵察してこいってことになってるんだ。だから、こうして向かってるってわけだ。
斉良(指揮官)
(さて、寝る前に資料にもう一度目を通すとしよう)
オーネスト州東部にて「イージス」との戦闘の記録あり。「アストリー」を含めた大規模戦闘で一部都市が崩壊、よって難民が大量発生。一部地域では、ライフラインが断絶し生活困難に陥っている。
当地部隊は半分が壊滅、だが幸いにもライフラインは生きているため、物資補給はできているがいつまで持つかはわからない
斉良(指揮官)
(...か。あっちに行ったらかなり治安がヤバそうだな)
ここで1つ説明を。
現在この地球は突如現れた金属生命体「イージス」によって、侵略されている。最初こそ人類が優勢だった。だが奴らも生命体、知能を持っているのか人類と戦いを繰り返しているうちに対策をしてきた。
そのせいで一度は負けかけたが、人類もバカではない。ある日、2体の「イージス」の生け捕りに成功した。1体は体が小さいため兵士型、もう1体は体の大きさ、そして装甲があるため戦車型と名付けられた。
その2体にはありとあらゆる実験が行われた。
行動パターンや意思創通、有効打の詮索など、あるときは5対1の戦闘が行われたが察しの通り、人間の敗北に終わった。この実験を通して、研究者たちはある結論にたどり着いた。それは「人に変わって戦う人」を開発しなければならないと
そこで計画されたのが「アストリー計画」だ。
姿は人だがただの人とはかけ離れた力を有している。あるアストリーは飛行能力を持っていたり、あるアストリーには放電能力を有している。このように普通の人間ではできないことをやってのけるのが人形兵器の開発に成功した。多くは量産型が一般だが、少数ながら特別なアストリーも開発されている。そこにたどり着くまでには幾つもの試作アストリーが犠牲になってきた。ごく一部では、未だに研究するために実験を繰り返しているのだとか。そして完成したアストリーの活躍により世界中が驚愕した。最初こそ初期型ということもあり、エラーなどが頻繁に発生し世間からは、疑いの目が掛けられていた。安全性や性能などあらゆる面を1から見直し、改良を繰り返した結果、やっとの思いで完成したのが今の第三世代アストリーなのだ。
そうして起こった第一次イリビア大戦では大きな戦果を挙げたのだ。
こうしてイージスとの戦いが始まって以来、人類は大きな一歩を踏み出したのだ。そして現在、各戦線は均衡している分、逆に人類同士の争いが増加してきていて今ではそれが、国際問題にも発展している。
て言うのが今起きてることだ。とまあ現在までの歴史と経緯を説明してきたわけだが、今回の遠征の最終目的がその戦争が起こった場所、イリビアだ。
正直死ぬ覚悟があっても生きて帰れるかわからない場所だ。まあ、それだけ危険な場所ってことだ。
斉良(指揮官)
よし、読み終えたことだし到着するまで寝るか
残りのフライト時間は寝ることにした

数時間後
ガタガタガタガタ.....
斉良(指揮官)
んぁ....
数時間のフライトも終わり、機体の揺れで目を覚ました。
[本機は無事着陸致しました。降りる際はお忘れものに注意してください。本日はご搭乗いただきまして誠にありがとうございました]
ワイワイ、ガヤガヤ...
斉良(指揮官)
ここがオーネスト市か。なかなか荒れてるな...
空港を出てすぐのオーネスト市は昔は栄えていて、別名「光の都」と言われていた。理由はカジノ街や通り市場が栄えていたからその名が付けられた。しかし今となっては、イージスやテロリストの襲撃により主力施設はほぼ壊滅、運良く生き残った施設を修復し、現在まで稼働してこのオーネスト市を支えている。
しかし、そんな大きな街でも取り柄を失ってしまえば、ただの街になってしまう。
それに加え、治安の悪化でもはやスラム街のようになってしまった。
そんな場所に来た理由はある人物に会うためだ。
現在、イージスの占領下になっているのは、「オーネスト州の北部と西部、「シルビナ」全土、そして「イリビア」の南部と西部である。その占領地を奪還するため、人類は主戦場からやく4000キロ離れた「アーベル」に本部を設置した。「アルベリ大陸」でまだ占領されてない。オーネスト州南部とイリビア北部と「チリナル」東部に支部を設置した。そして、俺が今いる場所はオーネスト州南部だ。もうここで大分察しただろう。その通りだ。オーネスト州南部の支部にその人物がいるから今から向かうと言うことだ。何をするかは会ってからだそうだ。さあ、そんなこんなで説明しながら移動していたわけだが....
斉良(指揮官)
(迷った.....!)
荒れてるせいで同じような景色が続いている。そのおかげでさっきからずっとループしているように感じる。
斉良(指揮官)
あれ~どこだ~?
と探していると...

ドーン!
斉良(指揮官)
!?
突然爆発が起きた
『何事だ!?』

市民はその爆発が起こるとパニックに陥った
現場に行くと
斉良(指揮官)
(この爆発跡...ガスじゃないな....ん?これは...)
辺りを見ると金属の破片が落ちていた。
斉良(指揮官)
(これはミサイル?てことはイージスか?いや、東部からかなり離れている...まさか...西か!)
ドーン!ドドーン!
立て続けに爆発が起こった。その時初めて警報が鳴った。
[オーネスト州西部からのミサイル攻撃を受けました。市民の皆さんは家屋や地下に避難してください。
繰り返します....
斉良(指揮官)
やっぱりか!
勘は的中した。さっき均衡していると説明したな?まさに均衡しているのが西部なんだ。
斉良(指揮官)
(くそ!停戦してると見せかけて、裏で準備していたのか!?考えてる暇は無い....とりあえず安全確保が優先だ!)
避難場所に向かっていると瓦礫に埋もれている子供と老人が見えた。俺は咄嗟に向かった
斉良(指揮官)
大丈夫ですか!?
「すまない、足が挟まってしまってね...子供は無事だからせめてこの子だけでも...」
斉良(指揮官)
何を言ってるんですか!?あなたも一緒に助かるんですよ!
「無理だよ!1人には重すぎる!」
斉良(指揮官)
舐めないでくださいよ...!現役軍人を...!
グググググ....
「....!」
斉良(指揮官)
よし!子供はこちらへ。歩けますか?
「いや...足に力が入らない」
斉良(指揮官)
なら背負っていくんで俺の背中に乗ってください!
「ホントすまないねぇ」
斉良(指揮官)
いえ、当然の務めなので...!
避難しようとしたらミサイルがこちらに向かって飛んできた
斉良(指揮官)
(くそ、せめてこの人たちだけでも...!)

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