第27話

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2025/01/26 01:23 更新
 🍁 .
 🍁 .
 あなたの偽名… 


 嵐を乗り越えた日の晩,

 私は南十字の船が出港するまで
 船に身を置かせていただくことにした.

 船の一部の壊れた所は

 船の寝泊まりする所に
 あまり影響はないらしい.


 鹿野院様に出会い,

 1日中気を張り巡らせた結果か.

 私の体はとても疲れ切っていた.


 しばらく休んでいると,

 扉の前から聞き慣れた声が聞こえた.
(なまえ)
あなた
 …万葉様…? 
 🍁 .
 🍁 .
 今…時間を 
 頂けないだろうか. 
(なまえ)
あなた
 ええ…大丈夫ですけど… 
(なまえ)
あなた
 どういったご要件で…? 
 私は扉をガチャリと開ける.

 空には満天の星が広がっている.
 🍁 .
 🍁 .
 …こんな遅くに申し訳ない… 
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 🍁 .
 お主に案内したい場所がある 
 🍁 .
 🍁 .
 …拙者が単に2人で
 行きたくなっただけでござるが… 
(なまえ)
あなた
 ……… 
 🍁 .
 🍁 .
 …少し距離もある故…
 明日に行くのもよいが… 
 …いいわね…

 少しワクワクする.

 夜,

 静寂が覆うこの時を,

 彼と出歩くのも面白いかもしれない.

 彼は穏やかで,

 心が癒やされる.

 リフレッシュに行ってみようかしら.
 🍁 .
 🍁 .
 その…明日でも良いが… 
 平蔵も…3人…2人だけが…….…,…… 
(なまえ)
あなた
 …? 
 🍁 .
 🍁 .
 …とにかく拙者は2人だけで,
 訪れたい場所があるのでござる 
(なまえ)
あなた
 …ふふ 
(なまえ)
あなた
 いいですよ,
 喜んで参りましょう 

 私は部屋の扉をパタリと閉め,

 彼に近寄る.

 彼はふわりと笑みを浮かべて喜んだ.
 🍁 .
 🍁 .
 別に夜の外出は
 止められてはいないが… 
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 🍁 .
 お主と2人で
 出てゆくのを見られたら… 
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 ………少々面倒くさい.
(なまえ)
あなた
 …えっと……すみません…? 
 🍁 .
 🍁 .
 い…いや!
 あなたの偽名を責めているわけでは…! 
 🍁 .
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 ……その……船員や…… 
 特に姉君に……
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 ……いや…今のは忘れてくれぬか? 
(なまえ)
あなた
 …??? 
(なまえ)
あなた
 よく分かりませんが…
 あまり人目につかぬように 
(なまえ)
あなた
 と言うことでしょうか? 
 🍁 .
 🍁 .
 …そう動いてくれるのは
 拙者としては非常に助かる… 
(なまえ)
あなた
 了解です 
 🍁 .
 🍁 .
 かたじけない… 
 ???

 一体彼は何を言いたかったのだろう.

 詳しくは知らないが,

 私達は共に動き始めた.
(なまえ)
あなた
 …なんだか… 
(なまえ)
あなた
 コソコソと動いていると,
 今から悪いことをする気分です… 
 🍁 .
 🍁 .
 …すまぬ………… 
(なまえ)
あなた
 いえ…とってもワクワクします 

 私は胸に手を当てる.

 凄くドキドキする.

 ちょっぴり面白いかも….

 ふふ…楽しみになってきた….


 私はニヤニヤと口角をあげる.
(なまえ)
あなた
 もっと楽しませてくれますよね? 
(なまえ)
あなた
 万葉さん? 
 🍁 .
 🍁 .
 ! 
 🍁 .
 🍁 .
 ふふ…ああ,
 楽しみにしておくとよい… 
 私の顔を真似するように,

 彼もいたずらっ子のような

 可愛らしい笑みを浮かべた.
 🍁 .
 🍁 .
 それでは共に参ろう 
(なまえ)
あなた
 …ふふ…はい! 
 彼はゆっくりと私に手を差し出す.

 彼に応えるように,

 私はその手を優しく握った.
 スクロールお疲れ様でした

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