嵐を乗り越えた日の晩,
私は南十字の船が出港するまで
船に身を置かせていただくことにした.
船の一部の壊れた所は
船の寝泊まりする所に
あまり影響はないらしい.
鹿野院様に出会い,
1日中気を張り巡らせた結果か.
私の体はとても疲れ切っていた.
しばらく休んでいると,
扉の前から聞き慣れた声が聞こえた.
私は扉をガチャリと開ける.
空には満天の星が広がっている.
…いいわね…
少しワクワクする.
夜,
静寂が覆うこの時を,
彼と出歩くのも面白いかもしれない.
彼は穏やかで,
心が癒やされる.
リフレッシュに行ってみようかしら.
私は部屋の扉をパタリと閉め,
彼に近寄る.
彼はふわりと笑みを浮かべて喜んだ.
???
一体彼は何を言いたかったのだろう.
詳しくは知らないが,
私達は共に動き始めた.
私は胸に手を当てる.
凄くドキドキする.
ちょっぴり面白いかも….
ふふ…楽しみになってきた….
私はニヤニヤと口角をあげる.
私の顔を真似するように,
彼もいたずらっ子のような
可愛らしい笑みを浮かべた.
彼はゆっくりと私に手を差し出す.
彼に応えるように,
私はその手を優しく握った.
スクロールお疲れ様でした
新作出します
明日













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!