第7話

結婚をやめさせる!?
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2025/08/14 02:03 更新

第七話「結婚をやめさせる!?」



あるとき、バギーは一人、霧深い森の奥にいた。

「なんで俺様が、こんなジメジメしたところを歩いてんだ…」

とブツブツ言いながらも、彼は道に迷っていた。



薄暗い森の中、不意にかすかな泣き声が聞こえた。

「……助けて…誰か……」

バギーは最初、無視しようとしたが、その声に何か引っかかるものを感じ、足を止めた。



しばらく進むと、蔓の絡まった古びた礼拝堂のような建物が現れた。扉のすき間から中を覗くと、ウェディングドレス姿の女性が泣き崩れていた。



「おい、アンタ大丈夫か?」

声をかけると、彼女は驚いて顔をあげた。バギーはその顔を見て、思わず目を見開く。透き通るような肌と、大きな瞳、だがその表情には絶望が刻まれていた。



「た、助けて……私、アブサロムっていう男と無理やり結婚させられそうなの……」



「アブサロム? あの変態トラ野郎か!?」

バギーはかっとなった。以前にもアブサロムとは因縁があったのだ。



「この俺様が通りすがりで終わるわけがねぇ! 結婚なんて、ぶっ壊してやる!」







結婚式当日――



豪華に飾られた教会。アブサロムは上機嫌だった。

「ついにこの俺が、理想の花嫁を手に入れる時が来た……!」



しかしその瞬間、教会の扉がド派手に爆破された。

煙の中から現れたのは、赤い鼻と派手なマントの――バギー。



「その結婚、待ったァァァァァ!!!」



「てめぇバギー!? なにしに来やがった!」



「その女は、嫌がってんだよ! 無理やりなんて、最低だぜアブサロム!」



「うるせぇ! お前には関係ねぇだろうが!」



ドガッ! バギーの足が炸裂し、アブサロムを吹き飛ばす。

「これは俺様の正義だ。お前みてぇなやつに女を渡してたまるか!」



そのまま教会は大混乱となり、結婚式は中止となった。







数時間後――廃墟と化した教会の片隅



アブサロムは、落ち込んでいた。

「なんでだよぉ……俺の純愛だったのに……」



バギーは、ため息をついて隣に座る。

「ま、お前が無理やりやろうとするからだ。けどな……」



彼は少しだけ柔らかい表情を見せた。

「気持ちが本物だったなら、いつかはちゃんと伝わるさ。そういうの、時間がかかるもんだぜ?」



「……お前、意外と優しいじゃねえか」



「バカ言え、慰めてるだけだ。俺様はヒーローだからな!」



アブサロムは泣き笑いし、バギーは照れ隠しに顔をそむけた。







一方、女性は――



安全な港町で、新たな人生を歩み始めていた。

彼女はバギーのことを思い出していた。

「あの人、派手だけど……すごく頼りになる人だった……」



彼女の胸には、まだバギーへの感謝の気持ちと、少しの恋心が残っていた。







その夜、バギーは船に戻ると、仲間たちに囲まれた。



「バギー船長! どこ行ってたんですか!?」



「ちょっと結婚式をぶっ壊してきたんだよ」



「えっ?」



「ま、派手にやったぜ!」



夜空の星がきらめく中、バギーは誇らしげに笑った。





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